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2012年12月28日 (金)

八木札の辻交流館

奈良盆地を南北に縦断する「下ツ道(中街道)」と、
東西に横断する横大路(伊勢街道)が交差するところが
橿原市北八木町の「八木札の辻」です。

その東角にある旧旅籠の「東の平田家」が整備修復され、
「八木札の辻交流館」として一般公開されていました。

Koryukan01

あらためて北八木町から歩き始めて知りましたが、
この大変身にはびっくり!これは見学しました。

入口を入った土間は休憩所になっていて、
お茶の接待が受けられます ^^;

Koryukan02

1階が接客と主人の居室部分だそうですが、
新しい板間のホールから座敷の間に入ります。
東側には3つの部屋が縦に並んでいて、
そのうちの”次の間”から奥座敷(座敷1)です。

道側にも帳場を含めて3部屋があります。

Koryukan03

帳場の次の部屋から”座敷2”
(いただいたリーフレットのままに ^^;)。

Koryukan04

”座敷2”から”座敷3”と、奥には庭が見えます。

Koryukan05

その庭
この座敷1は主人の居室だったのでしょうか?

Koryukan06

後ろを振り返りましたが”座敷2”です。

二階です ^^

Koryukan07

新しく補強された板間の広間と奥には”客間1”があります。
右手前に見えるのは旧の階段で使用できません。

そして道側には

Koryukan08

客間が4部屋ありますが、
手前から”客間4、3、2”と続いています。

Koryukan09

振り返って”客間5”

Koryukan10

そしてこちらは”客間1”

近世・江戸時代になると
河内から伊勢に通じる道は竹内街道を経て、
磐城で横大路に繋がり伊勢街道また初瀬街道とも呼ばれ、
桜井で初瀬街道に、また下ツ道は中街道と呼ばれ、
北は山城まで、南は吉野から紀伊へと通じていました。

その道の要所にあった「八木札の辻」、
伊勢参りや大峯山参詣巡礼の人々で賑わったそうです。

ところでこの2階の部屋にある欄間

海に波涛や舟、松に城などが描かれていますが、
特にこれは伊勢参りに因んだと思われるとの説明に

Koryukan11

思わず撮ったそのひとつがこの鳥居
(鳥居だけを切り取っています)
これは宇治橋のではないかと?・・・納得でした。

Koryukan12

そして夫婦岩
これは間違いないでしょう ^^

18世紀後半から19世紀前半ごろに建てられたという
歴史のある旧旅籠の内部を交流館の方に案内いただき、
この施設が横大路や、下ツ道を歩かれる方たちにとって
癒しの場所として活用されることと思います。

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まちかど散策」カテゴリの記事

コメント

おはようございます☆やっとコメント書けます(*^-^*)V
年末までお元気に歩かれて…☆沢山のご紹介、嬉しいです☆m(_ _)m

こちらは 行ってみたいです♪一年中見学出来るのかしら?主人の実家が築260年?
以来 古民家が大好きになりました☆

miyabi さん
ここは月曜日と年末年始が休館日です。

御主人の実家が築260年とは凄いですね。
この建物は手が入りましたから外観は綺麗ですが、
古い建物として残された部分も多く、
見る価値は十分だと思います ^^

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