三重の東海道
朝からの雨で動けず関宿まつりの写真を整理しながら、
以前に歩いた東海道を思いだしていました。
関宿を含め三重県の東海道には7つの宿場町があります。
その街道筋を思いつくまま並べてみました ><;
(写真は2005年から06年にかけて撮ったものです)
まずは「桑名宿」の「七里の渡し」跡から
建てられている鳥居は「伊勢国一の鳥居」で、
式年遷宮で建て替えられる内宮宇治橋の
外側の鳥居が移されています。
ここから桑名城跡の横を通り桑名の町を抜けて行きます。
矢田町の矢田立場跡にある火の見櫓を見ると
すぐに町屋川を渡ります。
この先朝日町を抜けて朝明川を渡り富田へ
近鉄富田駅手前でガードをくぐると「富田の一里塚」。
富田の先で国道1号線を添うように行き、
海蔵川を渡ると「四日市宿」に入ります。
街道らしき雰囲気が残る近鉄内部線沿いを行くと、
日永の追分。
国道1号線と23号線への道を分けるようにある追分。
大きな道標と常夜灯、
そして中には神宮遥拝所と鳥居があります。
道を左にとれば伊勢街道(参宮街道)ですが、
東海道は右に行きます。
先で内部駅を過ぎればやがて「杖衝坂」
芭蕉が「笈の小文」の旅で詠んだ
”徒歩(かち)ならば 杖つき坂を 落馬かな”
の句碑が坂上にあります。
次が「石薬師宿」
ここには「本陣跡」が残りますが、
また佐々木信綱の生家があるところ。
その季節には宿町が卯の花で埋まります。
その宿場の名ともなった「石薬師寺」。
そして道は「庄野宿」へ入りますが、
ここは特にらしきものはありません。
庄野の町並み
この先、復元された「和田の一里塚」を見て、
単調な道を行くと「亀山宿」です。
この先から宿場の面影が残る町並みですが、
そのまま先を急ぎます ><;
梅厳寺境内の「京口門跡」の碑を見て行くと
「野村一里塚」跡
載せていませんがこの街道筋には
距離ごとに見事に「一里塚跡(石柱も含め)」があります。
ここから4キロ先が「関宿」の「東追分」ですが、
その鳥居の傍にやはり「一里塚跡」の石柱があります。
その関宿はまつりで紹介済 ^^;
ここは関の「地蔵院」の静かなたたずまいを。
このあとは「西追分」から
目の前に迫る鈴鹿峠へと向かいます。
三重の東海道、最後にある「坂下宿」。
歩いた時はこの道の広さにたまげて、
これから峠に向かう宿町には思えませんでした。
その分、このあと峠への道が待っています。
峠下にある「片山神社」から一気に峠をと意気込んだら、
あっけなく峠に着いた・・・そんな記憶があります。
当時は雪の残る時期でしたが、その鈴鹿峠。
ここには”姿見の鏡岩”なるものがあります。
そこから見下ろす国道1号線。
戻って県境の石柱を越えると滋賀県
目の前が開けると茶畑の前の休憩所に
巨大な「万人講常夜灯」が建っています。
峠から眺める滋賀県側の景色!
三重県の東海道
桑名から鈴鹿峠まで約50キロほどの道のり、
古い写真を引っ張り出して駆け足で紹介しました。
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楽しくご一緒出来たような気分です☆(笑)有難うございましたm(_ _)m
なかなか 行けそうにありませんが、宿場町の独特な風情、素敵ですね~♪
投稿: miyabi | 2012年11月 9日 (金) 05時07分
miyabi さん
チョッと古い写真を引っ張り出しました。
街道歩きは楽しいですが、
やはり関宿みたいな宿場町がないと
自己満足になるだけですね(笑)
奈良の街道歩きも楽しいですよ ^^
投稿: 好好爺 | 2012年11月 9日 (金) 17時07分