関宿 町家の細部意匠
「関宿 街道まつり」が盛り上がるなか、
こちらは手元の”イラスト案内図”にあった
”町家の細部意匠”を探して町なかの散策でした。
まつり会場の西にある関宿 新所(しんじょ)の町並み。
何度も関宿には来ていますが、
この「イラスト案内図」を見るのは何年ぶりか ?でした。
各民家の格子に掛けられた水彩スケッチ画?
その中に”町家の細部意匠”という項目があります。
細部の意匠に工夫されたものということで、
漆喰細工や瓦細工が紹介されています。
大混雑の町なかを庇や屋根瓦を見ながら・・・
まずは案内図にある漆喰細工と瓦細工を探します。
では中町から
上が漆喰彫刻の 虎、 下が 龍 (少し傷んでいます)、
ともに一軒の町家に対であります。
これは瓦細工の 虎
続いては新所
こちらは漆喰塗籠壁の両脇に
漆喰彫刻の 鶴と亀が細工されています。
そしてこちらの民家の袖壁には鯉の滝昇り。
紹介されている漆喰と瓦細工はこれだけですが、
見て行くうちに他にもたくさんの飾り瓦がありました。
何も説明はできませんが ^^;
こちらは中町から新所へと見た順です。
七福神のようですが・・・これはいきなり?
こちらも七福神の大黒天と恵比寿さんでしょうか。
新所へ入ります。
これも七福神から?
どうやら飾り瓦は七福神の恵比寿さんや
大黒天が多いようです。
といいながら、これは鍾馗さんですね。
右腕が折れていますが、恵比寿さん
そして最後はこちらの飾り、
これも右腕が折れていますが・・・これは何?
もしかしてこれも鍾馗さん?でしょうか。
他にもらしきものがありましたが、
比較的分かりやすいのを撮ってみました。
新所の町並み
最後にある”水彩スケッチ画”を見てゆるい下り坂を行くと
関宿の「西追分」です。
”南無妙法蓮華経 ひだりハいか やまとみち”
と刻まれている道標を兼ねた「髭題目碑」が建ちます。
直進すれば旧東海道 坂下宿から鈴鹿峠へ、
左にとれば伊賀から奈良に向かう大和街道です。
東西約1.8キロの旧東海道関宿
「街道まつり」のあとは漆喰細工と瓦細工の細部意匠、
そして飾り瓦を楽しみました。
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コメント
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好々爺さん
「案内図にある漆喰細工と瓦細工」、それを丹念に写真に撮られた
好々爺さんに、感謝します。さすが、盛大だった宿場町を偲ばせる
「見事な漆喰細工と瓦細工」です。今時、これだけの細工をするの
には、莫大な出費が必要でしょう。財力があったのですね。
投稿: shuttle | 2012年11月 6日 (火) 08時08分
shuttle さん
普通一般的な町家なんですが見事なものです。
案内図に載るだけあって
他の飾り瓦とはチョッと造りが違います。
歴史のあるこれだけの宿場町ですから
やはりそれだけのものを感じます。
投稿: 好好爺 | 2012年11月 6日 (火) 18時04分
漆喰細工と瓦細工
めでたい物が多いですね。
見事なものです。
その中に瓦鍾馗さんが含まれているのが
とても嬉しいです^^;
いつ行けるかわかりませんが
鍾馗さんを見つけに行きたいです。
投稿: aya | 2012年11月 6日 (火) 19時59分
aya さん
やはり縁起物が多いですね。
特に飾り瓦はほとんど大黒と恵比寿さんでした。
紹介されていたのは漆喰細工でしたが、
町屋の飾り物としては貴重なものなんでしょうね。
そんななかで唯一の鍾馗さんでした ^^
投稿: 好好爺 | 2012年11月 7日 (水) 16時50分