伊賀越奈良道 平木から久居
昨年の5月に「芭蕉さんと行こう伊勢詣」で歩いた
伊賀街道・長野峠まで、
そのあとは榊原温泉まで車での送迎でした。
2日目も別ルートで「伊勢街道」に入りましたが、
今回、正式なルートである「伊賀街道」から、
途中で「奈良街道」に入る道を歩いてみました。
スタートは長野峠の手前にある平木バス停から、
すぐに平木集落へ入る平木口です。
流れる川は長野川
しばらくはこの川が旅の友・・・
1キロほどで「長野宿」です。
宿場の雰囲気もあまりありませんが、
ここが伊勢の国の最初の宿場でした。
宿の出口(伊勢からは入口 ^^)にある案内板。
ここからは見るものもない単調な国道歩きが
延々と続きます。
5キロほどでようやく国道を離れると美里町足坂。
ここに「御神燈」と「万度石」が2ヶ所にありますが、
その比較的綺麗なひとつ ^^;
すぐに国道に戻ると五百野(いおの)の集落。
この辺りの道は複雑でチョッと迷いました ^^;
国道傍に建つ「五百野皇女古墳塚」。
五百野皇女(いおののひめみこ)は景行天皇の皇女で
名を「久須姫命(くすひめのみこと)」と言い、
「倭姫命(やまとひめのみこと)」の跡を継いで斎王を務め、
任を終えて都への帰途にこの地で亡くなったという。
五百野(いおの)の地名も皇女に由来する・・・と。
ひとつ賢くなって ^^
旧道を先に行くと奈良街道(旧伊賀道)の分岐。
左に分けると伊賀街道、
右に行くと奈良街道です。
分岐の中央に立派な常夜灯と道標が建ちます。
「右 さんぐう道 左 なら大さか道」
ここからは昔は原野だったという・・・
今も何もないだらだらと上る道を行きます。
羽野で国道165号線を横断すると
ようやく旧道らしき戸木(へき)の集落。
そして久居の中心部へ入りますが、
とは言え、見るべきものもなく少しだけ寄り道を。
我が趣味で恐縮ですが
「子午の鐘(ときのかね)」の傍にある芭蕉句碑 ^^;
句は
”道端の 木槿は馬に 喰われけり 翁”
ここ久居で詠んだ句とありますが、
芭蕉41歳のときに「野ざらし紀行」での吟で、
作年と年齢にも??です。
何やら本筋から外れましたが、
このあとは「伊勢街道」月本の追分まで・・・続きます。
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