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2012年9月 1日 (土)

京都 貴船から芹生の里

6年前に京北周山から歩いた「芹生(せりょう)の里」。

芹生にある歌舞伎「菅原伝授手習鑑」でゆかりの
「寺子屋跡」を見ることが目的でしたが、
なぜかカットしてそのまま「貴船」へと出てしまいました。

いつか機会があればと思っていましたがようやく再訪、
今回は貴船から芹生峠を越えての往復です。

Keihoku01

スタートはここ叡山鉄道の「貴船口」駅前
流れる貴船川を見ながらの歩きです。

8月も下旬の土曜日
川床で人気の貴船は大混雑 ^^;

Keihoku02

そんな貴船の中心部を抜けて
貴船神社「奥宮」へ。

Keihoku03

社殿を回り込むように通り過ぎると
道は山道へと入って行きます。

Keihoku04

府道361号線(上黒田貴船線)
まだ道は平坦に近いですが滝谷峠分岐を過ぎて

Keihoku05

最後の堰堤を見ると昼でも薄暗い山の中。
車一台が通れるほどの狭い道ですが、
九十九に折れる急な登りが続きます。

以前に歩いた時は
二度とこの道は歩きたくないと思ったんですが・・・
やはりキツイ道でした ><;

Keihoku06

ようよう着いた^^;
そんな感じの芹生峠(標高 約680m)

Keihoku07

登れば下りますが、
峠からはほんの少しで「芹生の里」に。

下りきると

Keihoku08

灰屋川に架かる「寺子屋橋」
袂にたつ「芹生の里」の標柱2本。

橋を渡るとある案内板

Keihoku09

以前は周山から来てそのまま橋を渡り峠に ^^
今回はその「寺子屋跡」へと右に折れます。

Keihoku10

民家はあれど人の気配は無し、
冬は無人になるという山里ですが、
ここを過ぎると家屋もまばらに。

Keihoku11

さらに山奥へと入って行きます。

Keihoku12

途中にあるのは学校跡と神社と思われる建物、
一口には立入禁止の札が掛ります ><;

Keihoku13

かと思えば綺麗なロッジ、
いったいこれは何時何に使われるのか!?

そしてその先からは花背峠に向かう道

Keihoku14

そんな里の外れに
目当ての「勢龍(せりょう)天満宮」がありました。

渡る橋はこれも「寺子屋橋」
チョッと橋板を踏み抜きそうな木造橋。

Keihoku15

そして御社

人形浄瑠璃や歌舞伎の「菅原伝授手習鑑」四段目、
”寺子屋”で名高い伝説の地。
菅原道真の遺児慶能(歌舞伎では菅秀才)を教育した
武部源蔵の屋敷跡という。

左手後ろに見える歌碑

Keihoku16


 ”菅原の すりおく墨のいつまでも 
               硯の水の つきぬかぎりは”

菅原道真公の左遷を聞いた武部源蔵がそのあとを追い、
都の東寺で拝謁を果たしたおり、道真公より大切にしていた
松風の硯に添えて賜ったのがこの歌だそうです。

山深い京都京北「芹生の里」
ここ「寺子屋跡」に立ち、
ようやく思いかなった夏のひとときでした。

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趣味・歩く」カテゴリの記事

コメント

いや、毎回素晴らしいですね。良いなー、羨ましいです。憧れます。
これからも日本の美しさを伝えてください。お怪我のないように。

斉藤 さん
ご覧いただき、コメントありがとうございます。
また、お気遣いありがとうございます。

ただ気ままに各地を飛び歩いています。
>日本の美しさ
これからも求めていきたいですね。

好好爺さん

貴船といえば貴船神社を思い出します。しかし、最近パックツアーでは「川床料理」を食べさせるツアーが人気です。私も一回は食べてみたい気持ちです。さらに登っていくて由緒ある場所があるようです。「菅原伝授手習鑑」由の土地だったのですね。

いや
素晴らしい

この山歩
歩いてみたくなります
芹生の里
話には聞く陸の孤島
この目で見たいですね

shuttle さん
夏の貴船は大混雑です。

特に週末はその「川床料理」目当てで、
この日も車と観光客で身動きとれませんでした。
「奥宮」から先は山の中、
人ひとりいない静かな山里に
歌舞伎の舞台ゆかりの地はあります。

雪だるま さん
貴船口からは約7キロほどの往復です。

車でも行けますが、
やはり歩いて訪ねる価値のある、
そんな山里でしょうか。

ひさしぶりに、仕事の合間におじゃましました。

菅原伝授の寺子屋あとがあるなんて、ロマンチックですねえ。
ということは、好好爺さんは、歌舞伎にも詳しいのでしょうか。

寺子屋は昭和末期の名優たちのをけっこういろんな組み合わせで
見ていますが。。。近頃はとんと舞台にも遠ざかっています。

ひめ さん
ありがとうございます。

歌舞伎
詳しいなんてとてもですが
我が師匠のおかげでほんのチョッとだけ ^^;
ひめさんは歌舞伎通なんですね。
ここは寂びれたところですが、
それだけに舞台が観たい気になります ^^

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