中山道・落合の石畳
中山道「馬籠宿」、以前に訪れたのは
中津川から南木曽までの歩き旅で通り過ぎただけでした。
今回はじっくりと観光でもと思いながら・・・
”ソバ畑”からの帰りに立ち寄りました。
しかし、思いとは別に目的はやはりこちらでした。
馬籠宿入口から反対の落合宿へと続く道、
この先にある”落合の石畳”です。
道を下って登り返す「丸山の坂」
ここはかって「馬籠城(砦)があったところ。
ここから新茶屋までは
点在する家々と明るい田園風景を見ながら
緩やかに下って行きます。
歩き始めてから20分ほどにある小公園、
夕日が絶景という高台にある公園の片隅に、
正岡子規の句碑があります。
”桑の実の 木曽路出づれば 穂麦かな”
子規もまた芭蕉を慕ってそ木曽路を旅しています。
ここから新茶屋までは一気に下ります。
旅館「新茶屋」
その前に芭蕉句碑があります。
小さな池の傍に建つ句碑
” 送られつ 送りつ果ては 木曽の穐 ”
貞享5年(1688)「笈の小文」での吟。
少し離れて
「是より北 木曽路」の碑
そして
すぐ傍には左右一対の「一里塚跡」があります。
ともに新しく整備されたものですが、
当時のままの姿で残る貴重なものです。
そしてここが木曽と美濃の境界でしたが、
平成の越県合併で今は岐阜県中津川市に編入され、
馬籠宿も岐阜県になっています。
その時整備されたのがこの石畳、
120mほどの道を下ります。
県道を挟んでことらが”落合の石畳”
ここから県境あたりまでが十曲峠です。
約1キロほどの石畳を下ります。
途中、何度か折れ曲がり、苔むした石畳の道は、
切れ切れに100mほどが当時のまま残ります。
石畳を下りきった出口で中山道は直進して行き、
落合宿はもうすぐですが、戻ります。
下って来た分帰りは上り返します。
戻って来ました「馬籠宿」
やはりここまで来たら宿の出口まで行きます。
坂のまち馬籠
週末の土曜日でした、
凄い人出に驚きながら宿を抜けます。
県道を横切ると「高札場」
過ぎると恵那山展望所を見て旧道へ
ここから馬籠峠まではほぼ2キロ、
そして旧道は大妻籠から妻籠宿へと続きます。
短い時間でしたが「馬籠宿」から”落合石畳”、
懐かしい”これより北 木曽路の碑”、そして芭蕉句碑と、
思いで多い中山道のミニハイキングでした。
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好々爺さん
「馬籠・妻籠」は、近いこともあって、何度も訪れています。高校の遠足で生徒諸君を引率していった事もあります。お写真の風景は、だから、懐かしい感じがします。昨日は1日バス旅行で「赤沢・奈良井」など近くへ行ってきました。
投稿: shuttle | 2012年9月26日 (水) 11時53分
shuttle さん
中山道でも「馬籠・妻籠」はやはり人気ですね。
町なかは歩くのに苦労するほどの人でした。
赤沢と奈良井へ行かれましたか、
奈良井も人気の宿場町、赤沢もまた訪れたいですね。
どちらも好きなところです。
投稿: 好好爺 | 2012年9月26日 (水) 18時35分
☆歩いてみたいです~☆*^-^*☆
投稿: miyabi | 2012年9月26日 (水) 21時31分
miyabi さん
石畳までは往復6キロほどです。
ぜひ、一度歩かれてはいかがでしょう ^^
投稿: 好好爺 | 2012年9月27日 (木) 16時38分