恵山 美しき祈りの山
北海道の旅
その最終日は「函館朝市」から「恵山(えさん)」、
そして「恵山岬」にでも行こうかと、
あまり調べてもいませんでした。
その「恵山」、
途中の「道の駅」で手にしたパンフを見ると
山頂周辺にいくつかの遊歩道が整備されています。
これはもう行くしかありません ^^;
着いた火口原駐車場から振り返ってみた恵山!
えぐられた火口から吹き出す噴気と、
鼻を衝く硫黄の臭いはまさに活火山です。
初めて(当り前ですが ^^;)の光景にたじろぎます。
そんな山とは対照的に
登山道に入ると入口にはタニウツギが咲き、
コケモモなどの高山植物も見れます。
そして圧巻は
白いエゾイソツツジの群落でした。
恵山山頂コースや、展望コースを行くと
たくさんの噴気口や噴出物がある「賽の河原」が見れる、
そんなところですが・・・遠望でした ><;
遊歩道周辺には多くの石仏が建ち、
ガスもかかってなんともいえぬ雰囲気です。
途中まで「山頂コース」と一緒でしたが、
こちらは「岬展望コース」に分岐します。
異観を放つ山肌の火口から離れ
眼の前に広がる草原の
エゾイソツツジの群落を楽しみながら行きます。
来るまでは雲の中にあった恵山山頂部、
「道の駅」でその姿を確認していたら、
もっと違った気持ちでこの山を見たかも知れません。
半分ほど来てこれから上りになるころ、
ちょうどガスがかかり始めて雨模様になりました。
前方に見える山の山腹を巻くように付けられた
「岬展望コース」ですが、
ここはおとなしく引き返します ^^;
この恵山、
下北半島の恐山とならぶ霊場だそうで、
”賽の河原と呼ばれる独特の風景や、奇岩溶岩、
火山砂、噴煙などが霊山として信仰の対象に・・・”と。
”それは、祈りの山、歴史の山、花たちの楽園。
そして訪れる人々の心を癒してくれる山なのです” とも。
コケモモ
僅かな時間の滞在でしたが、
「恵山」、美しき祈りの山を体感しました。
恵山に来たもうひとつの目的
それがここ「恵山岬」
灯台周辺は公園になっていますが、
その「恵山岬灯台」です。
そして恵山岬
この先には下北半島の尻屋岬が見えるはずですが、
残念ながらこの日は見えませんでした。
この恵山岬と尻屋岬を結ぶラインの右が日本海、
そして左が大平洋だそうです。
岬の北側
見える海は大平洋になります。
日本海と大平洋のふたつの海を臨む恵山岬町
ここもまた函館市です。
北海道4泊5日の旅、
まだ載せきれなかったところもありますが、
それはまたの機会にして旅の最終章とします。
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最終章☆意外な別世界への誘い☆有難うございました。好好爺様らしい旅は、美しく印象的ですね~☆機会があれば訪れたく、「恵山」記憶に留めます☆
可愛いいお花も待受画面にさせて頂きます☆いつもありがとうございます。m(_ _)m
好好爺様主催の旅に参加してみたくなります♪コメントされてる皆さんともお逢いしたくなります☆感性の近い皆さんとの時間はきっと楽しいことでしょう☆読者ファンの一人の素直な感想と願いです☆V(^-^)V
ありがとうございましたm(_ _)m
投稿: miyabi | 2012年6月19日 (火) 07時27分
お帰りなさい!!!
海を渡られ さぞ リフレッシュの旅だったと思います。
昔 1年間 札幌に住み あちらこちら 旅して廻ったことが 思い出され
胸の キュウンとなるような思いで 毎日拝見致しました。
北海道は チョット離れているだけで どこを切り取っても どこか本州とは違う
エキゾチックな 雰囲気が 味わえますね。
札幌の人が 本州に旅して 柿の実が たわわに実った あの風景が 印象深く忘れられない と
言ってたことがありますが 逆に こちらからは 何か違った空気を感じます。
本当に 空気の冴えの違いかもしれませんね〜〜
投稿: きなこ | 2012年6月19日 (火) 15時14分
miyabi さん
道央、道南の見たいところだけを回ってきました。
ここは何の下調べも無く行きましたが、
これ以上望むところはありませんでした。
できればあらためて出直したい思ったほどです。
これが自由旅のいいところでしょうか ^^
投稿: 好好爺 | 2012年6月19日 (火) 16時59分
きなこ さん
初夏の服装ではムチャ寒い北海道の旅でしたが、
我なりに楽しんできました。
昔、札幌にですか、それは知りませんでした。
実は札幌にはまだ一度も訪れていません ><;
どちらかというとやはり自然を求めて・・・でしょうか。
そんな北海道に憧れて選んだ旅でしたが、
冴えたその空気のなかで自然を満喫してきました ^^
投稿: 好好爺 | 2012年6月19日 (火) 17時14分
好好爺様
毎日楽しみながら、懐かしみながら拝読いたしました。
「恵山」この地に10年間暮らしました。
初めて行ったのは昭和45年。投じは亀田郡尻岸内町。
後に亀田郡恵山町。
函館市と合併したのはまだ新しいです。
初めて函館から行きましたときは、下海岸は素掘りのトンネルを
いくつも通りました。細い海岸線をどこまでも・・・・
現在は道路事情がよくなったようですね。
ガスで下北半島をご覧になれずあんねんでございます。
お見せしたかったです。
本当にご丁寧な紀行文ありがとうごあいます。
投稿: hiro | 2012年6月20日 (水) 00時09分
好好爺様 ごめんなさい。
間違いが目につきます。
当時が投手じ
残念があんねん
まだ間違いあると思います。お許し下さい。hiro
投稿: hiro | 2012年6月20日 (水) 00時22分
好好爺さん
私は、最初お写真を拝見して、「昭和新山」かな、と思いました。「惠山」でしたか。ここへは旅行した記憶がありません。仰るように「この恵山、下北半島の恐山とならぶ霊場」だそうで、なるほど、面影と言い、信仰の対象となっていることと言い、そっくりです。「恐山」も硫黄の噴出で凄まじい光景を呈しています。「恵山」、また機会があったら訪れたいものです。
投稿: shuttle | 2012年6月20日 (水) 18時51分
hiro さん
訂正コメントまでいただき恐縮です。
恵山にお住まいだったとは、
当時はさすがに道悪しきところだったと思います。
ただ「つつじ公園」と近辺を見て岬にと訪れましたが、
この山はまた忘れられない印象に残るところでした。
下北半島は見れずに残念でしたが、
素晴らしい場所を最後に大満足の旅でした。
機会があればあらためてと・・・
そんな思い出になった恵山でした ^^
投稿: 好好爺 | 2012年6月20日 (水) 20時03分
shuttle さん
恵山もまた恐山と同じ霊山だそうです。
残念ながら私はまだ訪れていませんが、
訪れられたshuttleさんに言われると
この山の凄さをあらためて思い出します。
恐山
私もいつか訪れて見たいと思いました。
投稿: 好好爺 | 2012年6月20日 (水) 20時10分