高梁市 吹屋小学校
昨日(20日)の新聞に岡山県高梁市の吹屋小学校で
最後の卒業式と閉校式があったとの記事が載りました。
2010年の4月に
偶然にここを旅して目にしたその校舎は
今でも鮮烈に記憶しています。
あの校舎で最後の卒業式と閉校式とは、
思わず当時の写真とともに”ぶらり旅”番外編です。
そのときは桜の花が満開の季節でした!
”学校には桜が似合う”と書きました。
しかし今回はなんとも寂しいニュースです。
明治42年(1909年)に本館が完成して以来、
この日まで多くの子どもたちが学び
卒業生を送り出してきた日本最古の木造校舎です。
江戸時代末期から
ベンガラの日本唯一の産地として繁栄した吹屋の町。
その絶頂期に建設された建物。
在校生7人のうち
この日の卒業生は3人とか。
残る4人がこの校舎で過ごす日は
31日までのあとわずかな数日だそうです。
この素晴らしい木造建築の「吹屋小学校」は
数年後に「資料館」として一般公開されるそうです。
子どもたちの卒業写真を見ながら、
ベンガラの町吹屋と桜の咲く素敵な校舎を思い出し、
一抹の寂しさを感じてこの記事を挟みました。
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こんにちは
わたしも高梁小学校の卒業式 閉校式をテレビで見ました。
明治時代の校舎 懐かしいですね。
桜が咲いてる頃の校舎 昔の学校風景ですね。
でも残されるとのこと 大事に保存していただきたいです。
ありがとうございました。
投稿: kiki | 2012年3月22日 (木) 12時43分
kiki さん
全国ニュースで放映されたようですね。
新聞で知って思わずその時の写真を載せましたが、
桜の似合う実に趣のある校舎でした。
公開されればあらためて訪れたいですね。
見れなかった校舎内を見てみたいと思っています。
投稿: 好好爺 | 2012年3月22日 (木) 17時21分
好好爺さん
今は都会へ都会へと、人が移動し、農山村とか漁村とかでは過疎化が進んでいます。学齢児童が減少して、廃校になるところが続出しています。豊田市でもそう言う話を聞くくらいです。この由緒ある「高梁小学校」もその例に漏れませんでした。時代の変遷の一齣でしょうか。
投稿: shuttle | 2012年3月22日 (木) 20時43分
shuttle さん
ここも山間にある過疎の村です。
古くから銅山の開発で発展してきたようですが、
銅山が閉鎖されるとご多聞にもれず人は減り、
少子化という現実は避けられなかったのでしょうね。
村は観光という目的で存在しますが、
人の高齢化と少子化だけは時代の流れ、
寂しいですがここもそれが現状だと思います。
投稿: 好好爺 | 2012年3月23日 (金) 16時04分