奈良西大寺の大茶盛
奈良市の「西大寺」で15日に行われた
新年恒例の「初釜大茶盛(だいちゃもり)式」です。
4年ぶりに出かけました。
会場の光明殿
方丈上段に飾られているのは
仮山に松枝を綿で包んで雪景にみたて、
白布で川を表し、横には赤い八幡宮があります。
(座った位置の関係上写っていません ><;)
その八幡宮に般若心経が唱えられます。
この日のお菓子 ^^
僧侶の楽しい説明で会場が和らいだあと、
大茶盛が始まります。
今回も朝一番のために報道陣が多く、
お点前が撮れたのはほんの初めだけ。
残念ながら大きな茶せんでお茶を点てる様子は
目の前を阻まれ撮れませんでした><;
その様子を撮るには
やはり2回目以降か?とあらためて反省。
一度に5人分ほどのお茶が点てられた大茶碗が
参加者の前に運ばれます。
まずは最初の方が一服いただき、
大茶碗がまわされていきます。
飲めるのはどうしても少づつで、
5人の間を茶碗が行きつ戻りつします。
その大茶盛の様子です。
鎌倉時代に西大寺を復興した叡尊上人が、
八幡宮に献茶した余服のお茶を
民衆にも振舞ったのが始まりといわれます。
この日はお子さんが多く
報道陣の取材攻めにあっていました。
直径30Cm以上もある巨大な茶碗では
お子さんにはチョッときついようです ^^
今年は日曜日と重なったためか、
参加者も多く賑やかでした。
始まった途端に報道陣と個人のカメラマンが
部屋中を行き交い、作法なしの和やかな茶会です。
こちらもお茶をいただくなり撮影に参加 ^^;
何とも楽しい大茶盛会がひととき続きます。
皆さん一息ついたところで終了です。
興味のある方は僧侶への質問や記念撮影と、
これも変わらぬ光景でした ^^
こちらが使用された茶道具です。
西大寺の戒律により酒盛はできず、
代わりに行われる茶盛です。
茶道の作法にこだわらない楽しい大茶盛でした。
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好好爺さん 今日は
奈良市の「西大寺」で行われた新年恒例の「初釜大茶盛式」は、奇祭といって良いですね。何か謂れのある事なんでしょうね。5人がかりでも飲めないくらいの「お茶」を入れた大茶碗が見ものですね。それに茶会にしては、賑やかで和気藹々としています。子供さんが多いのも不思議です。まあ、楽しさを満喫する行事でしょうね。
投稿: shuttle | 2012年1月16日 (月) 18時59分
shuttle さん こんばんは
この行事は年に3回行われています。
この日は初釜でしたがあくまでも茶盛で正式な作法はなく、
ただ、大茶碗を落とさないようにと注意があります。
お茶が高価で手に入らなかった昔から続く行事で、
献茶の残りを多くの民衆にふるまったため
茶碗の代わりに大きな器などを使ったのが始まりです。
タイトルとは関係なくとても楽しい行事です。
投稿: 好好爺 | 2012年1月16日 (月) 20時19分
このイベント
テレビで拝見したことがあります
巨大な茶碗
けっこう数があるんですね
もっと小さな催しかと思ってました
茶を楽しむというよりも
雰囲気を楽しむ茶会のようですね
投稿: 雪だるま | 2012年1月17日 (火) 09時38分
雪だるま さん
関西は毎年ですが今回は全国にも流れましたね。
茶盛というだけに酒の代わりにお茶です。 (笑)
5人のグループにひとつの茶碗ですから
これだけの人数、その数は多いですよ。
1回目は取材が入って特別ですが、
皆さんお互いに写真の撮りっこで賑やかです。
投稿: 好好爺 | 2012年1月17日 (火) 17時50分