伊勢大神楽
三重県桑名市太夫にある「増田神社」で
今年も「伊勢大神楽」の総舞が行われました。
伊勢神宮に参拝できない人々のために
主に西日本の各地で神楽を奉納している
伊勢大神楽講社の人たちが、年に一度、
12月24日に桑名市の増田神社に戻って
神楽を奉納する神事です。
快晴でしたがこの日もまた寒い日でした。
相変わらず途中まででしたが ><;
まずは最初に行われた”舞”からです。
伊勢大神楽の始まりは”鈴の舞”
左手に御幣、右手に鈴を持った獅子が
猿田彦のサラサに導かれて
鈴をゆっくりと振り鳴らして優美に舞います。
舞は途切れなく次の”四方の舞”へと続きます。
猿田彦が誘導する2頭の獅子は
頭を振って悪魔を祓います。
疲れてしばし眠る獅子ですが
起こされ目覚めると四方を祓い清めて回ります。
ふたたび眠りにつく2頭の獅子ですが、
ここから”跳びの舞”に変わっていきます。
眠っている獅子の脇や周りを
ササラを鳴らして猿田彦が飛び跳ねます。
獅子の後ろを揺すると
獅子のお尻は”ひょっとこ”に早変わり・・・
獅子頭とひょっとこが舞って舞台は次へ。
続いては”扇の舞”
前半の舞の見どころでしょうか?
扇をちらすかせる猿田彦を、
扇の欲しい獅子は猿田彦を追いかけます。
この絡みはおもしろい!^^
開いた扇で獅子を誘う猿田彦と
扇を奪おうとする獅子との掛け合い!
最後に獅子に扇を与えます。
扇を銜えた獅子がその扇を口のなかで回します。
ここからがこの舞のハイライトでしょうか!
見事に扇が回りました!
最後は空中高く放り投げて終わりますが、
”扇の舞”、
何とも見事な芸でした。
このあとは”曲”
放下芸といわれる曲芸になりますが・・・続きます。
« 追儺のまつり・斎宮 | トップページ | 伊勢大神楽 曲芸 »
「お出かけ」カテゴリの記事
- 木曽三川公園センター 冬の光物語(2022.12.16)
- ひるがのピクニックガーデン(2022.08.03)
- 納涼!びわこ箱館山(2022.07.22)
- 青山リゾートから青山高原(2022.06.30)
- 日本最大級の木製水車(2022.05.15)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 伊勢大神楽:
» 新年の旅の安全祈る 三重・桑名で伊勢大神楽の総舞奉納 [ローカルニュースの旅]
国の重要無形民俗文化財に指定されている「伊勢大神楽」の総舞奉納が12月24日、三重県桑名市の増田神社であった。 [続きを読む]
好好爺さん
これまた、珍しい伝統の行事を拝見しました。猿田彦とか獅子舞とか、如何にも古くから伝わっている感じがします。せっかくの舞や動作を見物する人が少ないようで、演じる人たちも残念でしょうね。
投稿: shuttle | 2011年12月25日 (日) 17時46分
shuttle さん
伊勢大神楽講社の方たちが舞う一年の総決算で、
この日すべての神楽が奉納されます。
見物客
境内が小さいため少なくみえますが、
周りはびっしりと何重にも埋め尽くされています。
演じる人と見物客のやりとりもあり
場所も上手く出来ています。
投稿: 好好爺 | 2011年12月25日 (日) 20時43分
好好爺様
続けて拝読しております。毎日ありがとうございます。
「祭事」の多いお土地柄と思います。舞う方の
お衣装・・彩り美しいですねぇ。
お祭りごとの時の「装束」と言うのでしょうか、いつでも素敵に
纏っていて、やはり、古くからの伝統を皆様しっかり受け継いで
いらっしゃると感心致します。
12月末でも、暖かそうで羨ましいです。
投稿: hiro | 2011年12月25日 (日) 22時45分
hiro さん おはようございます。
伊勢大神楽もこれが1年の総決算です。
各地から戻った講社の方たちの演技を
すべて見ることができるのはこの日だけです。
古くから受け継がれ
これからも引き継がれていく伝統の芸ですね。
こちらもようやく雪になりました。
昨日はうっすらと雪化粧でしたが
今日は10センチの積雪で今も降り続いています ^^
投稿: 好好爺 | 2011年12月26日 (月) 08時59分