平清盛ゆかりの地 大輪田泊
わずか半年でしたが平清盛は平安京から
現在の神戸市兵庫区北部に都を移しています。
それが福原京でした。
来年のNHK大河ドラマは「平清盛」、
だからという訳ではありませんが・・・
この日は”清盛ゆかりの地”を歩きました。
神戸市の兵庫区が載せている散策コースから
その兵庫区南部編をめぐります。
まずは「高速神戸駅」jから南へ歩いて、
ここ「七宮(しちのみや)神社です。
都を移した清盛が
日宋貿易の拠点にと大規模な修築を計画したのが
大輪田泊(おおわだのとまり)とよばれた兵庫の港。
しかし、ここは風害がひどく
風から舟を守るため経ヶ島を築きます。
そのとき崩した塩槌山の神の怒りにふれぬようにと
ここに神社を移築し祀ったといわれる社です。
その平家の福原遷都も清盛の願いかなわず、
わずか半年で終焉を迎え、
再び京の都へと「還都」を行います。
新川運河に架かる築島橋の傍にある築島水門
この先にある中央卸売市場前の広場では
来年の1月にできる「歴史館」が工事中でした。
中之島交差点を右折して
橋梁補強工事中の大輪田橋を渡ります。
すぐに住吉神社の西角にある「清盛塚」。
途中ショートカットしたため
こちらからは反対側になりました><;
手前に「琵琶塚」
琵琶の形をした古墳を、
琵琶の名手・経正と結びつけて経正塚とした・・・
その奥にある「清盛塚」
十三重塔の石塔は清盛墓と伝えられてきたが、
墳墓ではなく供養塔であった・・・と。
ともに元の場所からここに移されたものです。
挟まれて清盛像が建てられていました。
ここから南にある清盛橋を渡ります。
渡った先にある「薬仙寺」
境内にある「萱の御所跡」
”牢(楼)の御所ともいわれ、 清盛が後白河法皇を幽閉した
建物があったところからこの境内に移された・・・”と。
戻る清盛橋
橋の欄干には平家物語絵巻と源平合戦図屏風の
レリーフが数枚付けられていました。
そして北上して行くと「能福寺」です。
兵庫大仏は日本三大大仏のひとつ 。
いきなりこの大仏に驚きましたが
この左手前に「平清盛公墓所(平相国廟)」があります。
福原京遷都にともない清盛が剃髪入道したところ。
京都で没した清盛の遺骨を、
住職円実法眼が持ち帰り葬ったと伝わるそうですが、
遺骨の所在は確認されていないそうです。
高速神戸駅からめぐった”平清盛ゆかりの地”
ゴールの大開駅に向かう街路樹の公孫樹も
まだ黄葉真っ盛り!
神戸市兵庫区南部地区に
その史跡を訪ねた師走のひとときでした。
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来年度の大河ドラマは平清盛ですね。
ゆかりの地では、江の滋賀県みたいに、盛り上げるのでしょうね。
兵庫区は実家から遠くないのに、ほとんど知りません。
兵庫大仏なんて初耳で本当に良い勉強になりました。
今度行ってみようと思います。
好好爺さんのテリトリー(領地)の広さには感心します!
投稿: フデ | 2011年12月16日 (金) 11時24分
フデ さん
兵庫区では関連施設が2ヶ所で工事中です。
1月中中旬には完成するようですから
やはり大河ドラマ人気ですかね。
兵庫大仏の存在は私も初めてで
これにはびっくりしました ^^
偶然に駅で手にしたウオーキングマップで
思わぬゆかりの地を勉強させてもらいました。
投稿: 好好爺 | 2011年12月16日 (金) 18時01分