追儺のまつり・斎宮
三重県明和町にある「いつきのみや歴史体験館」。
斎宮が栄えた平安時代を中心に、
歴史や文化を体験、学習できる施設です。
ここでは毎年23日に
”追儺(ついな)のまつり”が行われています。
”まつり”の前には追儺にまつわる講演会があり、
今年は「年の瀬、お化けが現れる”時間”
~なぜ追儺は夜なのか?~ 」
ひとしきり「儺の祭」についての講演を聞いたあと
”まつり”が始まります。
追儺とは
平安時代の宮中で行われていた大晦日の夜の行事で、
人々が目に見えぬ”鬼”を追い払い、
新らしい年に幸多からんことを願った・・・と。
まず西門では陰陽師と方相氏(ほうそうし)の
問答があり侲子(しんし)を従えて中へ。
最初に陰陽師が”鬼”を追い払祭文を読み、
方相氏に楯と矛を渡します。
古代の儺のまつりでは方相氏が楯と矛を打ち鳴らし、
侲子を従え、貴族たちが桃の木の弓で矢を射って、
見えない鬼を追い出す・・・という儀礼があったと。
その儀礼が再現されます。
方相氏、陰陽師、侲子役の方以外は
この日に参加された方たちです。
方相氏の”なおろう~!”の掛け声に
いきなり参加させられた子がシンバルを”ジャ~ン”と、
そして皆さんも”なおろう~!”と返しながら・・・
歴史体験館から
斎宮跡ロマン広場までの練り歩きです。
練りの一行は
斎宮跡ロマン広場に入ります。
10分の1斎宮史跡全体模型の中を回り
最後は「けじめの弓矢」です。
この日参加の皆さんが合図とともに
鬼の的めがけて一斉に弓を引き、矢を放ちます。
お子様用にはゴムまり(ボールか?)です。
これがなかなか難しく
なかなか当たりません ><;
「いつきのみや歴史体験館」で行われた
第13回「追儺のまつり」。
全員が一般参加の手づくりのまつり、
ムチャ寒い日でしたが3年ぶりに楽しみました。
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コメント
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好好爺さん
この「いつきのみや歴史体験館」での「追儺のまつり」体験。追儺という行事は、「大晦日の鬼払い」のことと聞いています。それが目に見える形で演じられ、なかなか愉快なお祭りになっています。お写真で堪能しました。
投稿: shuttle | 2011年12月25日 (日) 17時41分
shuttle さん こんばんは
そうなんです
この祭りは宮中で行われていた大晦日の鬼払いの様子を
分かりやすく再現しています。
すべて一般募集の手づくりのまつりで、
今年は参加者が少なかったですが楽しい祭りでいた。
投稿: 好好爺 | 2011年12月25日 (日) 20時18分