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2011年10月 7日 (金)

伊勢の芭蕉句碑

伊勢市の「銀座新道商店街」に、
松尾芭蕉が伊勢を訪れたときに詠んだ22の句が
俳句プレートで設置された。

伊勢にある芭蕉の句碑を追っかけた身としては
これは見逃せないと出かけました。

ここで商店街の俳句プレートだけでは能がない、
で、商店街の句碑プレートとともに
あらためて伊勢にある句碑ですが・・・

これはもう我が身だけが楽しむ趣味の世界です ><;

Shinmichi01_2 Tsukisabi_2

「新道商店街」と伊勢市駅側入口にある句碑

” 月さびよ 明智が妻の 咄せん ” 
参宮で滞在した元禄2年(1689)の吟ですが、
これは宇治山田駅前から移し替えられたもの。

では、商店街の柱に取り付けられた俳句プレートと、
伊勢市にある句碑です。

Shinmichi02_2 Mitinobe_2

” みちのべの 木槿は馬に くわれけり ”
 貞享元年(1684)「野ざらし紀行」
( これは伊勢で詠まれた句ではありませんが、
 伊勢に句碑があるからでしょうか?)

句碑は岡本の「旧豊宮崎文庫跡」の
敷地内にある「木槿塚」。


Shinmichi03 Monniireba 

” 門に入れば 蘇鉄に蘭の にほひ哉 ” 
 元禄2年(1689)の吟

句碑は浦口の法住院にある「芭蕉・蘇鉄塚」


Shinmichi04 Akinokaze 

” 秋の風 伊勢の墓原 なほすごし ” 
 元禄2年(1689) の吟 

句碑は一之木の常明寺にある「秋風塚」


Shinmichi05 Nannokino 

” 何の木の 花とはしらず 匂かな ”
 貞享5年/元禄元年(1688)の吟 

句碑は岡本の「祖霊社」敷地内にある「何木塚」


Shinmichi06 Kamigakiya

” 神垣や おもひもかけず ねはん像 ”
  貞享5年(1688) 「笈の小文」

こちらは市街地からひと山駆けた朝熊山
「金剛證寺」奥ノ院への参道脇にある句碑です。


Shinmichi07_2 Yabutubaki

さて、この俳句プレートは
” いも植えて門は葎の 若葉哉 ”(笈の小文)ですが、

船江の「瑞泉院」にあります「若葉塚」には
” 藪つばき 門はむぐらの 若葉かな ”で、
” いも植えて・・・” の異形句になります。

そして最後はこの句でした。

Shinmichi08 Utagauna

” うたがふな 潮の花も 浦の春 ”
 
  元禄2年(1689)の吟

句碑は「二見興玉神社」への参道脇
「賓日館」前にあります。

他にもある俳句プレートを見ながら、
これが商店街の活性化になればと願いつつ、
「銀座新道商店街」を通り抜けました。

尚:伊勢の句碑は2005年の撮影です。

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まちかど散策」カテゴリの記事

コメント

最近は「お出かけ」カテゴリが多かったですが、久しぶりの「まちかど散策」に興奮しています。
特に芭蕉の句碑など在ろうものなら何度も繰り返して拝見しています。

茶太郎 さん
伊勢で追っかけた芭蕉句碑が役にたちました。

この俳句プレートが商店街の活性につながるか
見ながら??でしたが、
芭蕉の句碑も合わせて紹介してほしかったと、
そう思ったのはチョッと酷ですかね。

感謝です。

俳句プレートに句碑の所在地も明記して欲しかったですネ。
小生が商店街の準備委員会のメンバーだったら好好爺さんにご指導を仰いだのに…。

近々孫の所へ行くので久し振りに伊良湖の句碑も訪ねてくる予定です。

茶太郎 さん
伊勢にある芭蕉句碑の資料はありますがねぇ。

地元では灯台元暗しでしょうか。
まぁ、俳句プレートの年代にも少々疑問もありますから、
仕方ないですね。

伊良湖の”鷹ひとつ・・・”懐かしい句碑です。


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