南五味塚鯨船祭り
秋まつり!
これもまた地域に根付く伝統の祭り、
三重県四日市市楠町南五味塚の「鯨船練り行事」です。
”この鯨船(くじらぶね)は、この地区に古くから伝わる
祭礼行事で、2日目に行われる
「南御見束神社」への”入船”が一番の見どころ” と。
この日はその1日目の神社からの出船から
町練りを見る予定でしたが・・・出遅れました ><;
町なかの幟を見ながら
鯨船を追っかけてようやく捉えた楠漁港。
まずはその模様から ^^;
豊漁を祈る祭礼行事だけにやはり港!
ここでひと練り行われます。
鯨と船が追っかけあい最後は銛打ちとなりますが、
見どころは船と鯨の動きです。
ここはまず鯨船を解説 ^^;
船の前部を担当する”みよし”(若い衆)
こちらは後ろを担当する”とも”
船の真中を担当するのは”はら(腹)”といい、
練りの途中で船を左右に揺らす(回す?)動作を
”ヤマモサ”と言うそうです。
港での練りが終わって町練りに出ます。
町なかの一角で始まった”鯨船練り行事”
鯨が船を追いかけ、船が鯨を逆襲します。
張り子の鯨を垂直に立て鯨が方向転換します。
追っかけを繰り返し
鯨と鯨船のバトルが続きます!
船と鯨が練り場に戻って練りも最高潮に!
船に追われた鯨が逃げまどいます。
これもまた見どころ。
横転する鯨には驚きました!
これは初めて見ました。
体制を立て直して
逃げる鯨を鯨船が追います。
今度は激しく練る鯨船!
若い衆の掛け声とともに
左右に激しく舳先を振る勇壮な動きが続きます。
船の上の踊り子は小学生の高学年
船の腹で櫓を漕ぐ櫓漕ぎは幼稚園の年長さん ^^
鯨を追って鯨船が道を曲がります。
曲がり終わると唄いが入って
町なかのひと練りが終わりました。
この練り行事には多くの鯨が参加しています。
小学生から中学生の”子鯨”が数頭?と、
女子中学生の”姫鯨”(奥のリボンが付いた鯨)と、
伝統行事を担う子供たちが頑張っていました。
「南五味塚鯨船練り行事」
三重県の北勢地区に多くみられる鯨船神事、
これもまたそのひとつ伝統の祭礼行事でした。 8日
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好好爺様 こんばんは。
「南五味塚鯨船練り行事」拝読いたしましたが、
このような伝統行事、初めて知りました。
お住まいのお近くには、趣ある催事多いですね。
やはり、北海道との歴史上の差を感じます。
若者も大勢参加していて、頼もしいですね。
昨夜は綺麗な「コスモス」拝見しました。
まだ、綺麗に咲き誇っているようですね。
毎日、楽しく拝読しております。ありがとうございます。
投稿: hiro | 2011年10月10日 (月) 21時19分
hiro さん おはようございます。
各地に伝承されている祭礼はたくさんあります。
その土地によって多少の違いはありますが、
農村では五穀豊穣や雨乞い、
漁村では漁の安全を祈願する祭りとして
基本は同じですね。
コスモス、
今年はまだ休耕田のコスモスが咲いていません。
今週辺りからではと期待していますが ^^
投稿: 好好爺 | 2011年10月11日 (火) 08時29分
ご苦労様
大変立派な山車ですね
幕も屋形も全国区の祭りに見劣りなどしていませんね
町衆が苦労して大切に守ってきた事がよくわかります
好好爺様
片手に東西南北ご苦労様
何時も楽しませて頂いております (._.)
投稿: ナナ | 2011年10月11日 (火) 11時41分
ナナ さん
北勢地区に多くある鯨船まつりです。
四日市の南納屋町から譲られた旧船が修復されて、
実に立派な山車になっています。
地域の皆さんの心意気が伝わります。
ごった煮のブログ
励ましていただきありがとうございます ^^
投稿: 好好爺 | 2011年10月11日 (火) 18時02分