陽夫多神社祇園蔡
三重県伊賀地方の祭りが続きますが、
こちらは伊賀市馬場にある「陽夫多(やぶた)神社」です。
春祭り(4月20日・鞨鼓踊)は見ていますが、
この日( 8月1日)は夏の祇園蔡・願之山踊りでした。
高さ35mの大のぼりが立てられた境内で
大踊りと小踊りが奉納されます。
行事に先立って行われる”花揚げ”
氏子各地区から奉献される花傘の造花や団扇を
参拝者が奪い合うもので
花傘に疫神をよらせて鎮め送り、
災厄を免れようとする行事だそうです。
そして祭りは小踊りから始ります。
持ち手と打ち手に分かれた幼児6組が、
親の介添えで小太鼓を打ちながら左右に動くという、
実に単純なものです ^^
そして大踊りの奉納
「願之山」と呼ばれる屋形に載せた3つの和太鼓を、
”オチズイ”を背負った6人の青年が
囃子唄に合わせて打ち鳴らし、踊りながら境内を練ります。
この踊りがまた単純で、
囃子の途中で足を上げ、ポーズをとりますが、
1回目はタイミングが合わず付いて回るだけ ><;
踊り手の後ろには他の氏子たちが
団扇で扇ぎながら涼を送ります。
大踊りの1回目が終わるとしばらく休憩、
そのあと神輿の還御です。
神社の南側にある「御旅所」から
子供たちに担がれて2基の神輿が出発。
まず、御旅所での神輿練り
途中での練り
そして神輿が拝殿に入ります。
続いて2度目の大踊り
チョッとタイミングが合ってきました ^^
同じように境内を練り歩いて終わると
今度は2度目の小踊りです。
こちらも同じように左右に動いて戻ります ^^
そして3度目の大踊りです。
この踊りが終わると「願之山」は拝殿前に据えられ、
「七遍返し」が行われます。
和太鼓を打ち鳴らす大踊りの周りを
小踊りの一団が左回りに7回まわります。
曰くは省きますがクライマックスです ^^;
これにて「願之山踊り」の奉納が全て終わります。
病気平癒や家内安全の願かけを解く神事として、
桃山時代より400年以上にわたって伝えられたという。
これもまた地域に根付く伝統の行事でした。
« 植木神社 祇園蔡 | トップページ | 王滝渓谷・夏 »
「お出かけ・祭り」カテゴリの記事
- 南部盛岡 チャグチャグ馬コ(2024.06.18)
- 上野天神祭 足揃えの儀(2022.10.22)
- 桑名石取祭本楽 曳き揃え(2022.08.08)
- 小渡夢かけ風鈴(2022.07.17)
- 御在所岳の紅葉(2019.10.31)
« 植木神社 祇園蔡 | トップページ | 王滝渓谷・夏 »
コメント