植木神社 祇園蔡
各地で夏祭りが盛んですが、
この時期はほとんどが夜の祭りか花火が中心です。
そんな中でまだ明るい宵の祭り、
伊賀市平田にある「植木神社の祇園蔡」
この日は午後からの”還幸蔡”でした。 7月31日
久しぶりに見る地方に根付いた歴史ある祭りですが、
神社がある平田は、
伊勢に向かう伊賀街道の宿場町。
街道筋の町並みは格子造りの建物も多く、
往時の面影を残しています。
宿の西外れにある「御旅所」で出発を待つ神輿。
400年もの歴史があるこの祭りは、
2基の神輿、3基のだんじり、献花、竹幣、花太鼓が、
植木神社までの旧街道筋を五穀豊穣を祈って練ります。
この日は予定時間よりかなり遅れての出発。
祭りに待ちはつきものですが、
少しあせり気味の待ち時間でした ><;
出発してすぐにいきなりの神輿練り
勇壮な掛け声とともに神輿を右に左にと90度傾け、
交互に回る”くねり”といわれる独特の神輿回し。
これがこの祭りの見どころのひとつ。
最後は神輿を空高く担ぎ上げて気合が入ります!
では、行列の前に出ます
先頭は竹に短冊を付けた竹幣
続く祇園花は初めが白い子供の花飾り、
子供が小さな体で大きな花飾りを背負います ^^
その後には花太鼓
そして次が赤い子供の花飾り、
こちらは少し大きい子供たち。
そして2基の神輿が続き
”くねり”を披露しながら練り歩きます。
あらためてそのくねりを
あまり動きが感じられない写真ですが ><;
傍で撮っているとその迫力が伝わってきます。
最後は200キロの神輿を持ち上げて、
再び町筋を練り歩きます。
神輿の後には献花の大花飾りが続いて
最後に3基の山車が練ります。
山車のお囃子は子供の受け持ち・・・^^
神輿とこの見事な山車もまた
400年以上前に造られたなものだそうです。
全てをやり過ごして先頭へ戻ります。
途中の枡形にある津島神社で
2基の”くねり”が行われたあと神輿は休憩。
しばし神社にて祭式が行われました。
この後、再び旧街道を練って「植木神社」に宮入りし、
境内では2基の神輿が”くねり”を奉納しますが・・・
いつもながら途中での切り上げです ^^;
小さな村に伝わる歴史ある大きな祭り、
ほんの少しだけ夏の祭りを楽しみました。
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