柘植の芭蕉公園
伊賀市柘植町にある「芭蕉公園(福地城跡)」。
以前に一度立ち寄ったことがありますが、
あらため地の再訪でした。
公園への途中にあります「萬壽寺」
松尾芭蕉の出身地は上野市とも旧伊賀町ともいわれ、
(現在は合併して伊賀市です)
芭蕉しぐれ忌は上野市で10月12日、
ここ柘植では11月12日にこの萬壽寺で行われます。
本堂には”桃青殿”の木像が安置され、
境内の観音堂裏手には「芭蕉の墓碑」があります。
もとは芭蕉の祖、松尾家の墓地とともにあったもの。
ここから少し東に行くと
ちょうど突き当りに「福地城跡」があります。
その手前にある
「芭蕉翁生誕360年記念モニュメント」
足元には大地を表わすという
俳句を刻んだ581枚の陶板が敷き詰められています。
その先に福地城跡の入り口がありますが、
ここが芭蕉公園として整備されています。
石柱の左手にあるのは芭蕉句碑。
”そばはまだ 花でもてなす 山路かな”
石段を上がって行きます。
今も残る中世末期の石垣を回り込んで
表門虎口を行きますと
本丸跡?にある公園
明治26年に芭蕉翁200年忌を記念して
城跡の中に造られました。
東屋の右手に建つ「芭蕉翁生誕の地」記念碑
公園の奥には
ひときわ大きな句碑があります。
”古さとや 臍の緒に泣く としの暮れ”
貞享4年暮れの吟
他にも芭蕉関連の句や記念碑が建ち並びます。
また句碑の傍にある石造りの古い井戸
この地で幼少期を過ごした作家、
横光利一の「考える葦」の中に登場する井戸です。
あまり訪れる人もないのでしょうか?
少々、荒れ気味の公園ですが、
伊賀随一の中世の城跡に造られた「芭蕉公園」。
ちょっと寂しい思いの再訪でした。
« 山あいの古寺を訪ねて | トップページ | 暗越奈良街道 »
「お出かけ」カテゴリの記事
- 木曽三川公園センター 冬の光物語(2022.12.16)
- ひるがのピクニックガーデン(2022.08.03)
- 納涼!びわこ箱館山(2022.07.22)
- 青山リゾートから青山高原(2022.06.30)
- 日本最大級の木製水車(2022.05.15)
ただの報告?地図やアクセスがあれば行けるかもと思えるのに。
投稿: | 2018年8月21日 (火) 10時02分
?さん
>ただの報告? そうなんです。
自己満足とちょっとした備忘録でもあります ^^;
投稿: 好好爺 | 2018年8月21日 (火) 18時34分