柳生街道
奈良市の高畑から柳生を結ぶ「柳生街道」。
”首切り地蔵”までの「滝坂の道」は
過去に何度か歩いていますが、
一度その全行程を歩いてみたいと思っていました。
こんな猛暑の中を歩くのは?と思いながら、
人が動くお盆でも関係ない街道歩きです ^^
本来は奈良・高畑からのスタートですが、
バスの便を考えて柳生から奈良への歩き。
「東海自然歩道」の案内標識が旅の道しるべ。
手には近鉄の”てくてくまっぷ”を持って、
まずは柳生のバス停から
「家老屋敷」を過ぎて「芳徳寺」の道を分けます。
今回は柳生の観光は無しで、ただ歩くのみ。
「陣屋跡」を見て
ここから「疱瘡地蔵(ほうそうじぞう)」への道を行きます。
左に行くと「天石立神社(あまのいしだてじんじゃ)」
そして「一刀石」への道ですが、
街道は右へと曲がります。
ここが「柳生街道」の入口
民家の傍を回りこんで山道を上って行きます。
しばらく行くと道沿の巨石に彫られた「六地蔵」を見て、
道を回りこむとこちらが「疱瘡地蔵」。
巨石の右下に碑文が刻まれ、室町時代に起きた
土一揆の遺物とされているようですが省略 ^^
ここからかなりの坂道
石畳と地道が続き
木立の中の趣のある道ですが、
これは予想外の峠道!
涼しいんですが・・・汗が。
山道に入って20分ほど、
上りきってここが阪原峠?
あとは一気に下りますが足元注意!です。
山道から飛び出し、視界が開けます ^^
ここは阪原の集落。
しばらく緑の田んぼのなかを行くと、
柳生の殿様と、お藤とのロマンが伝わる
「お藤井戸」があります。
が、通り過ぎます ^;
集落を抜ける角にある簡素なお堂は
鎌倉時代に建てられた古刹「南明寺」。
そして、また田んぼの中を行きますが、
この辺りは日陰がないのでムチャ暑い!
この先
「奈良市青少年野外センター」の裏を通り
再び山の中へ。
ここは短い山道、
越えると大柳生に入ります。
しばらく田んぼの中を行くと
道は集落の中に入って行きます。
気持ちよく歩いていると広い県道に飛び出しウロウロ、
案内標識もなくどうやら道を外しました。
しばらく行ったり来たりで・・・
これが結構疲れます ><;
戻るのも面倒、
見当を付けて県道を歩き再び街道に合流、
すぐに「夜支布(やぎゅう)山口神社」です。
ここから道しるべに従って行きましたが、
今度は畑の中で立ち往生でした。
手元のマップを見ても道が分からない ><;
またもや、しばし行きつ、戻りつ・・・
最後は迂回して街道に戻り再び山道にと入ります。
山道の途中で少し視界が開け、
あぜ道を行くと山間の田んぼに出ました。
右から田んぼの中央を横切る道が「柳生街道」
その左の小山を上りきると忍辱山町の集落、
もう少しで半分終了・・・急ぎます。
柳生を出てから2時間30分、
ここが柳生街道随一の名刹と言われる
忍辱山(にんにくせん)円成寺(えんじょうじ)。
その楼門ですが、今回はここだけ。
秋の紅葉と萩は有名です。
とにかく予想以上に道に迷い疲れました・・・が、
時間が押していました ^^;
短い休憩兼昼食を済ませ後半のスタート。
後半はここから「滝阪の道」へと行きますが、
こちらはさすがに歩かれる方が多いところ。
途中にある誓多林(せたりん)町の集落以外は
すべて山の中を行きますが、
山道も広く、途中から舗装された県道と
迷うことはありません。(その分、見どころが無い^^)
で、途中外しのこちらから
誓多林の集落を抜けると石切峠、
そのすぐ近くにある「峠の茶屋」です。
季節には多くのハイカーで賑わうところですが、
この日の客は我が身だけでした?でしょうか。
そして少し下って奥山ドライブウェイを少し歩き
「滝阪の道」へと入ります。
その休憩所にある「首切り地蔵」
刀で切ったような地蔵の首は、
荒木又右衛門が試し切りした、という伝説があります。
ここからは何度も歩いて紹介もした道、
「朝日観音」、「夕日観音」、「寝仏」を見ながら、
石畳の道を高畑へと下りました。
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この暑い時期に
よくぞ、歩きましたね
どうも猛暑に堕落させられているようで
今週末は皆様の旅行をネットで楽しませてもらってます
投稿: 雪だるま | 2011年8月15日 (月) 05時21分
雪だるま さん
本当はもっと涼しい山の上に行きたかったんですが。
やはりお盆は無理でこの有様です ^^;
好きこそものの・・・でしょうか。
こんな暑い日は動かないのが無難ですわ。
投稿: 好好爺 | 2011年8月15日 (月) 17時48分