当尾の里 石仏めぐり
旬のあじさい記事を挟みましたが、
京都府の東南端木津川市加茂町にある
当尾(とうの)の里に戻ります ^^;
奈良に近く興福寺の別院として建てられた「浄瑠璃寺」、
「岩船寺」など仏教文化が広がり多くの塔があったことから
塔の尾根・・・「塔尾」と呼ばれていたそうです。
この里には多くの石仏があり、
「浄瑠璃寺」から「岩船寺」を結ぶ1.5キロの
ハイキングコースが設けられています。
何年ぶりか?
その石仏ルートを歩いてみました。
浄瑠璃寺門前駐車場から少し下ったところの
山里の道への分岐。
この手前にルート最初の”やぶ(藪)の中三尊”があります。
右に「十一面観音菩薩立像」と「地蔵菩薩立像」、
その左にあるのが「阿弥陀如来坐像」です。
この先にある「あたご灯篭」
京都愛宕山への参拝道に火の用心を願い、
自然石にローソクを入れる穴を開けて献上したという石灯篭。
それに似せて作ったといわれているそうです。
ここから道を右にとり山里を抜けていきます。
山里の道から林の道を行き
抜けるとあるのが”からすの壷二尊”
正面に「阿弥陀如来坐像」
その左側に分かり難いですが「地蔵菩薩立像」がおられます。
この辺りから道はさらに上りに
林の道から視野が開ける道へと変わる
上りのハイキングコース。
空はもう真夏の空ですが
この日は風があって少しは涼をもらいました。
道の要所にある案内標識
ここから道は岩船寺への最後の上りになりますが、
その前に少し先にある”笑い仏”へ立ち寄ります。
当尾の石仏群でもスター級といわれる”笑い仏”
その手前にある”眠り仏”
長く地中にあったことからその名前が付いています ^^
そして
こちらがその”笑い仏”です。
「観世音菩薩坐像」「阿弥陀如来坐像」「勢至菩薩坐像」の
三尊が並びますが、
700年間笑みをたたえ「ほほえみの仏」とも呼ばれるとも。
この先を行けば緩やかな道を”ミロクの辻”から
岩船寺に行けますが・・・
この日は最短の道、岩船寺への上り道を行きました。
しばらくですが上りの石段が続きます。
上りきると左下へ下りる分岐がありますが、
こちらは岩船寺奥の院「一願不動」への道。
下りきるとある摩崖仏は「不動明王立像」
そのユニークな表情がお分かりいただけますか?
一つだけ願いをかなえてくれるという・・・。
来た道に戻り
すぐに岩船の集落が見えてきます。
門前前の吊り店(無人スタンドです ^^)
そして「岩船寺」の山門に着きます。
当尾の里・石仏めぐり
全ての石仏群を見るには本格的なハイキングになりますが、
今回は浄瑠璃寺から岩船寺までの最短の道を歩きました。
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好好爺様
「当尾の里・石仏めぐり」さすがに歴史あるお土地柄、
好い所ですね。静かな佇まいの山道、私も歩くのは
好きですよ。それにしても、好好爺様は健脚でいらっしゃいます!!
「かざはやの里・あじさい」も拝見。それで、北海道後志管内で
名のある「あじさい寺」を探しました。岩内郡共和町の「明善寺」。
7月の中頃が見所と言いますから行って観ようと思います。
投稿: hiro | 2011年6月28日 (火) 08時58分
hiro さん
歩くことって好いですよね ^^
どこに行くにも少しは歩けるところをと思っています。
ここは花のお寺が2つあり、
手ごろなハイキングコースもあってとても好いところです。
北海道のあじさい寺、岩内郡共和町の「明善寺」
7月の中旬ですか?やはりかなり時間差がありますね。
hiro さんも意欲的でお元気です ^^
北海道のあじさい、楽しみです。
投稿: 好好爺 | 2011年6月28日 (火) 16時43分