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2011年6月10日 (金)

明治の東海道

旧東海道、名古屋の「熱田の宮の渡し」から「桑名の渡し」まで、
海上七里を嫌った旅人が陸路を通ったのが佐屋街道でした。

ところが、幕末ごろから佐屋川の水が減ったことで、
大型船の遡行が難しくなっていたという。
その頃、京都から江戸に向かう明治天皇の一行が、
佐屋路を通ることになり新しい道が計画されます。

それが名古屋の熱田から弥富の前ケ須まで、
当時干拓された新田を通る明治の国道 東海道です。

Meijit001
名古屋の旧東海道、熱田の「宮の渡し跡」です。

佐屋街道はすでに歩いているので、
一度はこの明治の東海道を歩こうと思っていました。

何も見るところの無い国道ですがその東海道です ^^;

「宮の渡し跡」から少し北に行った大瀬古橋で堀川を渡り、
南へ歩き千年(ちとせ)に向かいます。

Meijit002

千年から東海通(そのまま名残りの東海道  ^^ )に出て、
あとはひたすら西へと歩くのみ。

この間1時間15分ほど・・・

Meijit003

途中の東臨港線を貨物列車が通ります。
こんな幹線道路で見るのは初めてでした ^^

あとは淡々と歩くだけです ><;

Meijit004

ようやく庄内川を「明徳橋」で渡り、
続く新川を「日の出橋」で渡ると東海通から離れます。

川べりを少し南に歩いて再び西に向かいます。

Meijit005

チョッと街道らしい雰囲気の道になります ^^

しばらく行くとある地蔵堂

Meijit006

ここは東福田新田と西福田新田の締切りの場所。

東と西から築きながらつき進んできた堤防をここで締切り、
残った土の上に開発者の鬼頭景義が築いたのが
この地蔵堂だそうです ^^ 奥には神明社があります。

この先で国道302号を渡り道はさらに西へと。

     Meijit007
     田んぼの畦に咲く 花しょうぶ ^^

Meijit008

再び東海通に合流すると、渡る橋は「河合小橋」、

Meijit009

続いて日光川を「日光大橋」で渡ると、
すぐ先の喫茶店で昼食兼休憩でした ^^

短い休憩のあと出発!
善太川を「善太橋」で渡るとすぐに左折し道は南へ、
ここから弥富市に入ります。

Meijit010

宝川に突き当たって川を回りこむ道から離れ、
旧道は直進して行きます。(ご覧の右の細い道)

街道らしき期待がかかる道・・・^^

Meijit011 

これが街道ですねぇ~いい感じです 。

Meijit012

途中にある神明社(後ろにあります ^^)とこの山神社
境内に松があります。

     Meijit013

「二つお宮の松」(市指定文化財、天然記念物)。

伊勢湾台風で壊滅的な被害を受けたこの地区で、
奇跡的に生き残ったという松だそうです。

その先には

Meijit014

「明治天皇西蜆御小休止所」の碑。
左の石碑には文部省の文字があります ^^;

こちらは庶民の?碑

Meijit015

「孝女曾與(そよ)宅跡」とあります。
” 酒を飲み生活の寂しさを忘れようとした父親を、
 曽與は哀れに思い孝行をつくしたという・・・”

なんだか身につまされますが・・・ ><;
この先の弥勒寺の門前にその墓があるという。

行く道の途中です ^^

  Meijit0161 Meijit0162_2 

その弥勒寺山門と門前の曾與の墓です。

ここまで来れば明治の東海道はもうすぐ終着地。

弥富の前ヶ須まで多くの神社を見ながら行きます・・・
そして、

Meijit017

ここが弥富市「歴史民俗資料館」
明治の東海道は右手の細い道に入ります。

すぐに広い枡形を回ると

Meijit018

佐屋街道の合流地、そして明治の国道 東海道最終地、
弥富の前ヶ須「ふたつやの渡跡」に着きます。

Meijit019

ここから旅人は桑名の「七里の渡し」に船で向かいましたが、
今は傍を国道1号線が通り、
桑名の「七里の渡し跡」までは陸路で行けます。

歩きました明治の東海道、今回はここまででした。

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