のおひな様
この日も地震の報道をテレビで見ながら、
我が身に何ができるのか?と、自問しつつ、
今はただ一刻も早い復興を祈るだけです。
被害地の皆さん、どうか頑張ってください。
ブログを続けます。
岐阜県美濃市、うだつの上がる町並みで知られていますが、
3年ぶりに訪問する雛めぐりは
「のおひな様」(~4月3日まで)です。
行った日が平日、チョッと曇り空で定休日のところも多く、
条件があまり良くなかったんですが、
町の中心部のお雛さんをめぐりました。
今年もこの提灯が雛飾り参加店の目印です。
まずはこの雛飾りから
お店のショーケースの上に飾られていた御殿飾り
”昭和25年の物”と書かれていましたが、
ちょうど御殿飾りが主流となる前の御殿ですね。
江戸時代から続く造り酒屋さん
いつ見てもこの美しいむくり屋根は凄いと思いますが、
屋根の両脇にはそれにあわせてうだつが上がります。
お店の中に飾られたお雛さん
江戸時代から、明治、昭和と三代の内裏雛が並びます。
これは以前にも載せましたが、
今回はそのなかから明治時代のお雛さんです。
江戸時代と昭和の内裏雛も素敵ですが、
こちらは少し小さめでお顔も、衣装も綺麗です。
すぐ近くにあるお店の入り口
少し入り難い構えですが案内してもらいました ^^
チョッと年代が分かりませんが昭和期でしょうか?
屏風の左右に飾れれているのは翠簾(御簾)几帳ですね。
中心部にある二筋の通りを見て行きながら
こちらは「あかりアート館」(一部有料)
1階展示室に飾られていた「美濃和紙のお雛さん」
これも以前に載せた昭和61年に作られたものですが、
聞けば新しく作られた平成の美濃和紙雛があるという。
飾られている場所は「旧今井家住宅」(有料施設)と。
何度も美濃市に来ていながら初めて入ります ><;
かっては和紙問屋だったというその建物の一部は
美濃資料館になっています。
ここだけでも紹介するに値しますが、
今回は”和紙の雛”
奥座敷の一間に飾られていました ^^
本仕立 和紙衣装 「上有知雛(こうずちびな)」
(上有知はかっての美濃市の名前、今は上有知湊が残ります)。
” 一般の紙より引っ張る力に抵抗力がある和紙の特性を活かして、
和紙製の衣装を作り仕立てました。 ”とあります。
頭、桜橘、ぼんぼり、扇や刀は市販品を使用していますが、
他の飾り物は全て美濃和紙で作られていますとも。
平成21年末から約3週間かけて作られたという・・・
まさに真新しい平成の美濃和紙雛飾りでした。
おまけです ^^
こちらの美濃資料館内にあった羽子板
日本一の羽子板とありますが、
美濃和紙の押絵羽子板でした。
町なか雛めぐりに戻ります。
外から見えたお店の中のお雛さん、
思わずガラス戸を開けて声をかけました。
こちらも3年ぶりのご対面!
以前は明治後期と書きましたが大正期だそうです。
お雛さんを前にしばしお家の方との雛談義 ^^
蔵にあったお雛さんのひとつだそうですが・・・
綺麗に保存されて、いいお顔でございます ^^
以前に比べて天冠の飾り物が少し抜けていますが、
それ以外は素晴らしいお雛さんでした。
お雛さんに堪能して外に出たら雨になりました ><;
こちらのショーウインドーにも大正時代のお雛さん、
左にあるのは押絵雛でしょうか?
残念ながら外からしか拝見できませんでした。
美濃市「のおひな様」
今年はまた違ったお雛さんを楽しませてもらいました。
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多くの雛人形を今年も楽しませてもらっています
資料館内の巨大な羽子板
これは是非見てみたいですね
震災の映像
悲惨な風景が次々と入ってきますね
被災地の方々の労苦と絶望感は
如何ばかりのものかと思わずには居られませんね
投稿: 雪だるま | 2011年3月14日 (月) 07時04分
雪だるま さん
雛めぐりにお付き合いをいただきありがとうございます。
何度も訪れていながら初めて入ったところですが、
この羽子板には驚きました。一見の価値ありと思います。
地震、ほんとにそう思います。
想像を絶する被害に言葉がありません。
テレビでは泥沼のなかに救援の方たちや車が入り、
ヘリが下りる映像も流れていましたが、
これから一刻も早い救助を願うばかりですね。
投稿: 好好爺 | 2011年3月14日 (月) 17時29分