正月堂修正会・伊賀島ケ原
三重県伊賀市島ヶ原にあります正月堂(観菩提寺)で行われた
正月堂の修正会(しゆしょうえ)。
前日の「節句之頭行事(せきのとぎょうじ)」のひとつ、
練り込みに続いて行われた「正月堂おこない」と言われる
修正会の結願法要です。 12日
正月堂の楼門
本堂
この中で法要が営まれます。
連行衆と呼ばれる僧侶の読経で始まった修正会
神主による修祓いがあって
このあと法要の行事は延々と続きます。
途中で僧侶によって何かまかれたんですが?
それが何を意味するのかが
手元の資料を読んでもよく分かりません ><;
そして中盤に行われた”ほぞの木の驚覚(きょうかく)”
手前の関係者の人が邪魔になって何も撮れません ><;
本尊の厨子を巡って牛玉杖(ごおんじょう)と
呼ばれるほぞの木で本尊厨子を乱打しながら、
本尊前で体を床に投げ出す「五体投地」を繰り返しますが、
その様はここからは撮れません。
ときおり雪の舞う寒い日でした ^^
本堂前に敷かれた莚の上で足元から寒さが襲ってきます。
暖を取るためいったん外へ出た本堂。
戻ったらこの修正会の見せ場
”達陀行法(だったんぎょうほう)”が始まりました。
ここからは暗い本堂で行われる行事、
ボケ写真が多いですが敢えて載せていきます ><;
水天、火天の連行衆2名により行われる火と水との荒行。
説明は手元の資料にありますがあとで少しだけ ^^
ここはもう見ていただければと・・・
狭い堂内
厨子の周りを下駄で床を鳴らし駆け回りながら、
本尊前で松明を振りかざし、水を撒き散らす火天と水天。
お堂に響き渡る鐘、太鼓の音の中で行われる荒行!
飛び散る火の粉に思わず大丈夫かしらん ><;
松明を振りかざす火天と水を振りまく水天
資料には
”まず水天が阿伽器に香水を満し、榊を以って本尊前台壇上の
供勃等を加持し、小走りに行道すれば、火天は柄松明を振りかざ
しつつ行道し、火炎を振って潔済する。・・・・
火の粉と水とを振りまいて火と水との一大修羅場となる。・・・”と。
2時間に近い修正会でしたが、
その見せ場はほんのわずかでした ^^
奈良二月堂の修二会に先がけて行われた
島ヶ原正月堂の修正会。
また、珍しい古儀式を見せてもらいました。
雪と雨は止みましたが
霞む山並みに囲まれた伊賀市島ヶ原でした。
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