日野ひなまつり紀行 Ⅱ
日野のお雛さん見て歩きの続きです。
今年は初公開された神社のお雛さんを初め、
町なかでも多くの古雛を見ることができました。
今回はそんな中からいくつかの古雛を中心に載せます。
まずは綿向神社に伝わる由緒あるお雛さん!
本来は26日から公開との事であきらめていたんですが、
なんと、この日は公開されていました。(ラッキー \(^o^)/)
会場は綿向神社の社務所です。
並ぶお雛さんは江戸時代後期の内裏雛
右手奥にはこの白木造りの御殿飾り
明治末期から大正期とあります。
その江戸後期といわれる内裏雛から
お顔の造りと衣装がまったく違うふたつの古今雛です ^^
こちらは明治14年4月に京都で作られたと。
説明がありましたがその由緒のとおり素敵な雛飾りでした。
町なか雛めぐりに戻りますが、
ここからは中心部も西会場が中心になります。
先に出しました木目込立雛のお店です ^^
古い羽子板が並びますがこの古雛もまた素晴らしいもの。
このあたりも江戸後期から明治初期でしょうか?
とにかく見ていても飽きませんね ^^
こちらも通りで見せてもらった内裏雛
個人のお宅ですが江戸中期から後期?の享保雛、
こんな町なかで見るのは初めてで驚きました。
このあとは「近江日野商人館」から双六町、清水町、内池町へと
巡って行きます。
飾りに惹かれて思わず案内を乞うたこちらのお宅
明治元年に造られたというお家ですが、
その部屋に飾られていたお雛さんです。
明治42年の雛人形という・・・
重厚なお家の部屋にピッタリの親王飾りです。
この右手には御殿の段飾りもありました。
そしてこちらは注意しないと気が付かないお宅
流れるひなまつりの歌に導かれて板塀をくぐりました ^^
明治初期の古今雛でしょうか?
このイベントのおかげで30年ぶりに飾ったそうですが、
ひとしきりご主人とのひな談義でした。
チョッと表通りに戻ります ^^
ガラスへの写り込みが激しく一旦通り過ぎたんですが、
情報をもらって改めて近くから撮りました。
ともに江戸後期の内裏雛、何も言うことがありません!
素晴らしい古雛でした。
今年も楽しませてもらった「日野ひなまつり紀行」
最後はやはりこちらのお宅でした。
「ふるさとのおもちゃ館」
素敵な古雛と凄い郷土人形が並びますが。
”だんだんと馬力がなくなって今年は飾れなかった”と
おっしゃってみえましたご主人・・・冗談でしょうが ^^
今年はこれをと
近江を代表する郷土玩具、ピンピン鯛とピンピン馬。
子供の誕生の際に疱瘡除けとして男児にはピンピン馬を、
女児にはピンピン鯛が贈られたそうです。
ようやく手に入れたと、貴重な郷土玩具を見せていただきました。
今年も「日野ひなまつり紀行」
初めてのお雛さんもたくさん見られて例年になく充実した一日、
そんな日野の”町なかひなめぐり”でした。
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味わい深いひな人形祭りの数々を拝見しました。日本古来からのやさしさ、たおやかさが懐かしくよみがえって参ります。こんなにも多くの雛祭り行事が行われているなんて・・・初めて知りました。それぞれの古き町の雰囲気がじんわり~伝わってきます。明日は孫娘を連れて五箇荘の商家を回ります。あなた様のブログで雛の世界の大きさ深さを知ることができました。本当にありがとうございます。
投稿: 雛ファン | 2011年3月26日 (土) 12時22分
雛ファン さん
ご覧いただきコメントありがとうございます。
各地では多くの”ひなまつり”が行われていますが、
訪れたのはその中のほんのわずかです。
”ひなまつり”それぞれに、その地の方たちの思い入れがあり、
観ていてその気持ちが伝わってきます。
明日は五個荘の商家に伝わるおひなさん、ですか。
いいですねぇ、ここにも素晴らしいお雛さんがたくさんあります。
ぜひ楽しんできてください。
投稿: 好好爺 | 2011年3月26日 (土) 17時09分