九鬼鰤祭り
尾鷲市九鬼町で行われた「鰤祭り」の続きは、
この日午後から始まった「賀儀取り顔見世町内一巡」です。
ようやく探し当てた”祭りの概要”ですが、
毎度のことながら解説するには難しい ><;
とにかくこの祭りは年末31日から正月3日まで行われていると。
その「本祭」が3日の”鰤祭り”だそうです。
その午後のスタート
朝とは違って薄化粧の男衆や子供たちの顔には
”エビの絵”?と”大々漁”の字が書かれています。
午前中と同じく獅子舞を先頭に町内を一巡しました。
そして戻った漁業組合の建物
ここから二巡目に入りますが・・・
様子が一変します。
獅子舞や神楽のあとに続くのは正装した人たち、
そして祭りの主役?賀儀取りの少年ふたりです。
賀儀取り(がぎとり)とは、
弓射(ゆみゆい)を務める役目の少年?のようで、
今年は小学6年生と中学1年生のふたり ^^
なんとも華やいだ行列になりましたが、
これが弓射の一行というのでしょうか?
なぜか?実はまだ弓射の的がありません><;
町内を巡って組合の建物へ戻ります。
建物の横から路地に入るとお囃子と唄が賑やかになり、
獅子も一段とは激しく舞います!
そしてここからその弓射の的が加わります。
神楽囃子と唄に合わせて、
まるで的を廻すように舞いながら一行を先導して行きます。
向かいますのは弓射が行われる「真厳寺」、
少々高台にありますため先に行って待ちました。 ^^
石段の参道下で待つ多くの見物客、
その前で舞いながら石段を上がります。
高台にあると言いましたが・・・
集落の家の屋根と先には海が見下ろせます。
急な石段がお分かりいただけるかと ^^
一行はゆっくりと上ってきます。
一行が境内に入りました ^^
そしてこの祭りのハイライトです。
賀儀取りは古式の作法にのっとり4立弓を射ます。
射られた矢は天狗が取りに行くとありますが?
取りに行ったのはなんと肩車されていた幼い子たち、
何でこの子たちが一行にと思いましたが納得でした。
そして 周りからは”赤身で来い、大ナブラ(魚群)で来い”などと
囃し声がかかります とありますが、
このときは何を囃したてているのか分かりませんでした。
赤身、もちろん鰤だそうですが、
海が赤く見えるほどの大漁を願う囃しだそうです。
真剣そのものの賀儀取り!
的は20m先ですがこの日は2人で各1本ずつ的中!
そして
アオリイカの墨で描かれた的の外側が消され
中心部のひとつになります。
このあと最後の弓射が行われますが・・・
さすがにここは帰りが気になりました ^^
残念ながらここはいつものように途中で失礼しました ><;
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はじめまして
はじめまして、「九鬼 祭り」で検索して拝見させていただきました。
写真から祭りの雰囲気が伝わってきました!
矢取りの天狗は去年はじめて登場したもので、それまでは今年のような幼い子が取りに行っていました。
個人的に幼い子たちの矢取り姿が好きなので復活が嬉しかったです
投稿: クキマツリ | 2011年1月11日 (火) 08時31分
クキマツリ さん
はじめまして
ごらんいただきコメントありがとうございます。
地元の方に雰囲気が伝わると言われると嬉しいです。
何の資料もなく困っていましたが、
貴HPを探し当てホットしました。
矢取りの幼い子にはビックリしましたが沸きましたね~^^
囃子の意味が分かったおかげで何とか記事らしくなりました。
伝統の祭り、長く続けてくださいね。
投稿: 好好爺 | 2011年1月11日 (火) 17時17分