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2011年1月14日 (金)

お初ゆかりの常高寺

小浜市の後瀬山(のちせやま)山麓にある「常高寺」。

浅井三姉妹の次女”お初は夫・高次が小浜城で没後、
直ちに剃髪・出家して常高院と称します。(お初42歳)

晩年を江戸で過ごしていた常高院は、
夫・高次の菩提を弔い、また父母等の供養のため、
寛永7年(1630)忠高の領する小浜の地に一寺の建立を発願し、
開山されたのが「常高寺」です。

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参道の石階段は通行禁止
階段と山門の間をJR小浜線が通っている珍しい境内。
左側の道からガードをくぐって山門前に出ます。

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山門

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新しい本堂

明治以降次第に衰退し大正十二年には本堂焼失など、
一時は無住になり荒れるままでしたが、
平成2年より再建に着手し,山門、書院等の修復を経て、
平成13年秋、本堂が再建されたそうです。

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鐘楼とその右側に常高院墓所への道があります。

石段を上って行くと目の前に国道27号線

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道路を渡りますが、
左側にすぐトンネルがありかなり勇気のいる横断です ><;

安全確認で横断

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渡るとさらに階段を上ります。

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墓所が見えました ^^

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常高院墓所
高さ4メートルの宝篋院塔に圧倒されます。

この墓に相対して

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七人の侍女の墓があり、
周りを常高院で得度した尼僧の墓が取巻いています。

戻って寺内拝観

展示室には常高院肖像画、御朱印状や、
常高院自筆消息(遺言状)・「かきおきのこと」など。
そして書院には障壁画が残り、往時の盛運が偲ばれます・・・と。

しかし、こうした類の撮影禁止はいつものこと ^^
せめて書院からの庭園を。

池泉回遊式庭園、ガラス越しですが敢えて ^^;

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普段は別途料金で庭を拝観できますが、
この日は雪のため入れません ><;

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常高院
慶長19年(1609)大阪冬の陣では大阪方の代表として
徳川方の代表阿茶の局との交渉で和平を成立させます。
しかしそんな努力もむなしく、翌年の大阪夏の陣で大阪城は落城、
姉の茶々(淀君)と甥の秀頼を亡くすことになります。

そして寛永10年(1633)
江戸にてその波乱の人生を閉じます。(享年66歳)

”お初が愛した小浜”
雪の残る小浜にゆかりの「常高寺」を訪ねました。

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