山科こども歌舞伎
「山科義士まつり義士行列」の途中から向かった「大石神社」、
ここでは大石神社奉納行事「山科こども歌舞伎」が行われます。
着いた「大石神社」はすっかりお祭りムードですが、
今回は歌舞伎が中心でこどもたちの熱演をご覧いただきます。
ところが境内に舞台がありません?
大石神社本殿
歌舞伎が行われる舞台がこの本殿でした ^^
本殿内に造られた舞台の花道
演目はもちろん「仮名手本忠臣蔵」から
口上
三段目 足利館松の間 刃傷の場
十一段目 高家表門 討入りの場
出演はそれぞれ洛東幼稚園・清水台幼稚園・寺西幼稚園の園児、
そうなんです ^^、こども歌舞伎といっても幼稚園児です!
そして舞台は本殿
開始にあたり宮司さんの祓詞とお祓いがあります。
前置きが長くなりましたが開演です ^^
まずは口上
今年が第二回ということですがはじめて見る園児の歌舞伎、
もちろん歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」も観ていません ><;
”口上”が終わると花道を戻る二人、
そして”足利館松の間 刃傷の場”へと舞台転換
観たことがないので解説なんてできませんが・・・
この場面は歌舞伎以外でも”刃傷松の廊下”で有名、
ただ、自分が知る忠臣蔵とは役名が違います。
吉良上野介は 高師直(こうのものろう)
浅野内匠頭は 塩冶判官(えんやはんがん)
役名は違えどお馴染みの場面
観客から拍手と掛け声がかかります ^^
そして十一段目”高家表門 討入りの場”
今回の見ものはその殺陣だそうです!
花道から登場する大星由良之助(大石良雄)と力弥(主税)、
そのあとに赤穂浪士が続きます。
高家表門に勢ぞろいした浪士たち、
由良之助の合図で力弥が指揮する裏門隊は
舞台の上手と下手にすばやく下がります。
由良之助の打つ山鹿流の陣太鼓で屋敷に突入!
ここから見ものの殺陣の場面、
入れ代わり、立ち代り・・・とはいけませんが、
浪士と師直の付き人たちとの立ち回り!
もっと載せたいんですが何せ枚数が多い ><;
で、その代表!
女物の打ち掛けかぶって花道から登場する人物
かぶった打ち掛けをサッとはらった高家の剣豪、小林平八郎!
大見得切って・・・拍手喝采の大うけ!!
そして竹森喜多八との長い立ち回り、
とっくみあいと雪の投げ合い、池に落下と・・・
見事な殺陣と二人の大熱演です!
最後に打たれた平八郎、そこに呼子の音が響きます。
引き出される高師直
切腹を嫌がる師直にとどめを刺す由良之助。
本懐遂げた浪士の勝どき!
引き上げる由良之助と力弥、そして浪士たち、
そして熱演の全員が続きます。
奉納こども歌舞伎
観客からの拍手が鳴り止まぬなか「仮名手本忠臣蔵」終演でした。
その大石良雄が隠棲していたという「岩屋寺」
その本堂
「大石神社」からすぐのところにありますが、
ここには大石良雄の「閑居跡」と「遺髪塚」があります。
ちょうど境内散策を終えたころ義士行列が到着しました。
行列はこのあと「大石神社」に向かいますが、
我が「山科義士まつり」の追っかけもここまで。
義士行列に、奉納こども歌舞伎と、
師走のまつりを堪能させてもらった1日でした。
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はじめまして。
子ども歌舞伎なんていうのがあるんですね!
僕よりはるかに年下の子が演技してるとは…すごいとしかいいようがないです。
投稿: SAMFISH | 2010年12月17日 (金) 21時20分
SAMFISH さん
はじめまして、コメントありがとうございます。
こども歌舞伎、
各地で行われていますがこれまで観たのは小学生たちで、
今回のような幼稚園児の歌舞伎は初めてです。
みんな一生懸命の演技でした。
投稿: 好好爺 | 2010年12月18日 (土) 18時08分