生國魂神社・大阪市
所用があって大阪に出かけましたが、
その前に立ち寄った「生國魂神社(いくくにたまじんじゃ)」。
地元では”いくたまさん”と呼ばれ親しまれていますが、
江戸時代には上方文化の中心地でもあり、
境内には多くの摂社とともに記念碑や句碑があります。
新しくなった近鉄上本町駅周辺を見ながら西に歩いて
神社の参道に出ました。
初詣の準備が進められている参道から
鳥居をくぐって境内へ
卯年の大絵馬が置かれた拝殿
いつものことながら難しい由緒は省きますが・・・><;
本殿に参拝したあと”いくたま参りの道”と書かれた
赤い案内板のある散策路を行きます。
祈願絵馬の掲げられた摂社の案内板
順路に沿って行くと
まず「米澤彦八の碑」
この境内を舞台に上方落語を広めたといわれ、
9月に行われる「彦八まつり」で知られています。
右に「天満宮」、「住吉神社」を見て正面には
「皇大神宮」
内宮の天照皇大神の分霊をお祀りしているそうです。
ここから北側にあるエリアへ石段を下ります。
右手には”生玉の杜”
左手正面には「城方向八幡宮(きたむきはちまんぐう)」
大阪城鬼門の守護神として鎮祭されたことから城方向(北向)と。
すぐ左手にある「精鎮社」の先、
その奥には
「稲荷神社」、「源九郎稲荷神社」、「鴫野神社」が建ち並びます。
その真ん中にある「源九郎稲荷神社」
奈良県吉野郡にある源九郎稲荷神社の分祀ですが、
道頓堀中座に祀られていた八兵衛大明神が合祀されており、
歌舞伎俳優や松竹新喜劇の人達から崇められていると・・・!?
そして右には
「鞴(ふいご)神社」、「家造祖(やづくりみおや)神社」
そして奥に「浄瑠璃神社」
近松門左衛門ほか人形浄瑠璃(文楽)の成立に功のあった
「浄瑠璃七功神」をはじめ、
文楽や女義太夫の物故者が祭神として祀られているそうです。
境内の摂社から生玉の杜へ
「南坊地」の石柱の前にある「井原西鶴」像
そして杜の入り口にある芭蕉句碑 ^^
” 菊に出て 奈良と難波は 宵月夜 西香書 ”
元禄7年(1694)の9月9日(重陽の節句)に奈良を出て、
夕刻に着いた当地での吟。
芭蕉はその後病に倒れ、全快せぬまま10月12日に
大阪御堂の終の旅宿にて亡くなっています。
北門
後ろにまっすぐ下る坂が「生玉真言坂」
天王寺七坂のひとつで
この周辺に真言宗の生玉十坊があったことから呼ばれると。
「生國魂神社」
上方演芸と深い係わりのある神社ではありますが、
やはり訪れた目的は芭蕉でした。 ^^
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