ミニ奥の細道 大垣市
2年前、春の”たらい舟 川下り”で訪れて以来の大垣市ですが、
その水門川に沿ってある散策路”四季の路”、
それがまた”ミニ奥の細道”として整備されています。
「奥の細道」を歩いたHPでは逆順で紹介していますが、
今回は千住の旅立ちから大垣結びの地までを歩いてみました。
駅前から左にカラー舗装の道を行きます。
すぐにある「新牛矢橋」、
その先の愛宕神社を右に折れます。
ここが「ミニ奥の細道」の始点
これが矢立初めの句 ” 行く春や 鳥啼き 魚の目ハ泪 ”
芭蕉が「奥の細道」に旅立った千住での句です。
ここから「奥の細道」に見立てた2.2キロの散策路を歩きますが、
その間奥の細道で詠んだ22の句碑があります。
句碑は我が好み、そして四季の路を紹介しながら ^^
奥の細道、
旅立ちのあとやはりこの句は外せません ><;
” あらたふと 青葉若葉の 日の光 ” 日光です。
このあたりはまだ牛屋川?
その川筋を行きますが
ここはもう水門川
どうも道の重複部分と同じで川も重複しているみたいです ^^;
この先で美濃路に突き当たりました ^^
直進すれば美濃路ですが散策路はその先で右に折れます。
角にある小公園
手前の句碑は” 夏艸や 兵共か夢の跡 ” 平泉
道はさらに南へと
とにかくこの道筋には橋が多いんです ^^;
上は新大橋手前にある句碑
” 涼しさを 我宿にして ねまる也 ” 尾花沢
下が東外側橋手前の
” 閑さや岩にしみ入る 蝉の声 ” 立石寺
さらに南へ
すぐに” さみだれを あつめて早し 最上川 ” 本合海
春の”たらい舟”舟下りの乗船場所です ^^
句碑は新潟県に入ります。
” 荒海や 佐渡によこたふ 天河 ” 越後
湧水の町大垣
右に八幡神社の湧水があります。
ここは何度も紹介したところ・・・先に行きます。
句碑も新潟の最後
振り返っていますが
” 一家に 遊女も寝たり 萩と月 ” 市振
水門川の川幅も広くなってきました。
見える句碑は
” 石山の 石より白し 秋の風 ” 那谷寺
そして「ミニ奥の細道」は敦賀に入ります。
” 名月や 北国日和 定めなき ” 敦賀
この先「奥の細道記念館」前には
” さびしさや すまに勝たる 浜の秋 ” 色の浜
での句碑がありますが、
まもなくミニ奥の細道も旅の終わり ^^です。
ここが奥の細道結びの地
句碑は” 蛤の ふたみに別 行秋そ ”
「奥の細道 結びの地」
大垣市「ミニ奥の細道」をたどって着いた芭蕉と木因二人の像。
芭蕉「奥の細道」
” 旅のものうさもいまだやまざるに、長月六日になれば、
伊勢の遷宮拝まんと、また舟に乗りて、
蛤の ふたみに 別れ 行く秋ぞ ” 本文から。
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さすがに「奥の細道」の記事になると写真もコメントも素晴らしいテンポで
すっかり引き込まれてしまいます。
昭和を代表する蕉門には感服です。
投稿: 茶太郎 | 2010年12月20日 (月) 23時19分
茶太郎 さん
俳聖芭蕉についていけるのは旅の足跡ぐらいです ^^
知り尽くした四季の路です、
歩きながら構成はできていきます。
>蕉門
できりゃなりたやその端くれに・・・、冗談です!^^
投稿: 好好爺 | 2010年12月21日 (火) 18時01分