田山花踊り 続編
「田山花踊り」の続きは神社境内での奉納です。
雨乞いの神事として奉納されてきたこの踊りは、
大正13年を最後に途絶えていたそうですが、
昭和38年に有志の方々によって保存会が結成され復活します。
入端(いりは)太鼓で踊りが始まります。
踊りは校庭で行われた「愛宕踊り」の続きで
7~9節が披露されます。
この踊りは片足が常に地面から離れる片足踊りのようで、
踊り手さんは大変でしょう ^^
そのためか動きが静かで優雅な踊りです。
踊りが終ると休憩、
その間に式典が行われます。
休憩の間に師匠?から着崩れを直してもらう踊り手さん
30分ほどの式典のあと再開です。
神夫知(しんぶち)と呼ばれる少年が大太鼓の上に立ち上がり、
神前に向かって軍配を手に雨乞い願かけの口上を述べます。
この口上がまた素晴らしいんですが、
撮影に夢中でほとんどその言葉を思い出せません ><;
同時に太鼓の一番手が大太鼓を打ち踊りが始まります。
ここからが神社の神事で踊りの奉納だそうです。
案内には「陣役踊り」とありましたが・・・
こちらは動きも激しく何とも勇壮な踊りです!
屈み込んだ状態から立ち上がり体を回します。
動きにあわせて背中のシナイに付けられた3段の房と造花も回り、
これはまた見応えのある踊りです。
そして太鼓の打ち手もまた凄いですがこれも踊り?
低い大勢から体を回して起き上がりざまに太鼓を打つ、
その動作が続きます。
しなやかに、そして力強く動く体とシナイです!
後から
勇壮な踊りと太鼓が見事に相まって暫し見惚れました 。
花踊りはもう一つ奉納され、そのあとの餅まきで終りますが、
いつものことながらここで失礼してきました。
「田山花踊り」
かなりの人手を要する大掛かりな神事ですが、
保存会には毎年入会者があるという・・・
今回も一人の新会員が紹介されていました。
小さな山村に伝えられている大きな行事、
また一つ新しい歴史と文化に触れたひとときでした。 3日
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