伊勢本街道・美杉町
夏に歩きました伊勢本街道の榛原「札の辻」から三重県境ですが、
そのあとがなかなか歩けぬまま今回も企画に参加!
伊勢本街道保存会が企画した「第1回 平成のおかげ参り」
榛原「札の辻」から伊勢「内宮」まで約100キロ、
3泊4日の歩き旅でした。
奈良県側は納涼の旅ですでに紹介していますから、
その続きを・・・ここからは三重県側の見どころです ^^
岩坂峠を下ったところの休憩所、ここから三重県側に入ります。
杉林、竹林としばらく街道の雰囲気を味わいながら、
飛び出した国道368号線は美杉町杉平。
”三多気のサクラ”への道を分けて
狭い国道歩きが少し続きます。
左手に大洞山を見ながら
払戸の道標、常夜燈を見て国道を離れると石名原。
この地区で一番古いという中垣内(なかがいと)の常夜燈を見て
先を行くと下垣内の道標、
この辺りは常夜燈や道標がたくさんあります。
「右 いせみち」の道標、道は瀬之原へと入ります。
渡る川は伊勢地川
色づく木々を楽しみながら伊勢奥津へと向かいます。
しばらく旧道と国道を交互に歩きながら
最後に国道を離れると伊勢奥津の集落へと入っていきます。
まず目につくのが軒先にかけられた”のれん”
この辺りは旅籠の屋号でしょうか?
町の入口から出口まで・・・
94軒?の軒先にかけられている”のれん”、
これが~奥津宿 のれん街~。
”のれん”ばかりではありません!
古き宿場町に紅葉も見事でした。
今はバス代行中のJR伊勢奥津駅・地域住民センター。
すぐ傍の民家でお接待をしていただきましたが、
多いときは何百人もの人が歩くという・・・
いわゆる街道歩きの区切りバスツワー方たちが通るそうです。
横にある酒蔵を見学して試飲をさせていただくのも
保存会の尽力でしょうか ^^
雲出川を「宮城野橋」で渡れば職人街「須郷(すご)の里」
かかる”のれん”も変わります ^^
かっては、伊勢参りの人々へ通行手形を渡した場所跡といわれる
札場跡を過ぎると少し家並みが途切れますが・・・
次が「谷口の里」
”のれん”は民家の最後の一軒までかけられていました。
さてこのあとは・・・
伊勢本街道の中でも難所といわれた「飼坂峠」
杉木立の中の急坂ですが思っていたより素晴らしい峠道!
峠には茶屋跡も残ります。
チョッと街道には似合いませんが少し上がれば展望台まで、
良いか悪いか?そこは歩く人の気持ちの問題 でしょう。
峠を下ってススキの綺麗な街道を行きます。
国道と並行する上の旧道を行き民家が見えると美杉町上多気、
ここから多気宿へと入って行きます。
平田川を新田橋で渡ると多気の宿
宿の面影を残す短い町並みを抜けます。
八手俣川に架かる「大橋」の手前にある
「すぐいせ道」(すぐはまっすぐの意)の道標と
この左手にある大きな常夜燈はここ多気宿のシンボルです。
道は道標の指示通り直進していきますが・・・
この日はここが宿泊地
道を左に折れて北畠神社へと向かいました。
伊勢本街道「平成のおかげ参り」2日目の後半部、
三重県境から上多気までのハイライトでしたが・・・
伊勢内宮まであと2日です。
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