岐阜市川原町通り
岐阜市の長良橋南にある鵜飼観覧船乗り場から西へと続く、
湊町・玉井町・元浜町は通称「川原町」といわれ,
格子戸や袖うだつの上がる古い町並みが残っています。
以前に2度ほど訪れていますが、その頃は道路や、
電線地中化の工事などが行われており記事にはしていません。
今回、新しくなった?川原町通りを訪れました。
鵜飼観覧船のりば、ここも新しくなっています。
ここから西に町並みが続きます。
この大きな建物は老舗旅館・十八楼。
余分ですが^^;この旅館の中庭に芭蕉の句碑があります。
ロビーのガラス越しですが、
以前に撮らせてもらったものがこんな形で日の目を見ました。
貞享5年(1688)、松尾芭蕉がこの地に招かれ、
水楼から見た長良川の景色を十八楼と命名し、
その謂れを書いた一文が”十八楼ノ記”、そのとき詠んだ句が、
”このあたり めにみゆるものは 皆涼し”
そういえばその句碑を見に訪れたとき、
このあたりはまだ工事中でしたがここも綺麗になっています。
そして町並みも
電柱がなくなり、地上から電線が消えて、
まるで美観地区のようです。
かって和紙問屋だった町屋を改修した和風カフェの「川原町屋」
格子造りに粋な軒行灯?そして赤いポスト・・・よろしいなぁ^^
この辺りは格子造りの民家が続きます。
軒屋根に設けられている屋根神様は
町内を火災から守る秋葉様。
趣のある小路
多くの建物は入口が小さく奥に広い町屋造り?ですね。
通りの西端にある”ギャラリー 木楽”
ここも空き家になっていた民家を改装した店舗。
この町並みは「川原町まちづくり会」によって、
住みやすい魅力あるまちづくりを目指して再生されたもの。
ここで通りは西詰め、
先で右に折れ、裏通りに回ります。
昭和初期の古民家を改装したというレトロなお店「文化屋」
粋なくりぬき壁が目を引きます。
裏通りから駐車場を抜けて来た道に戻ります。
駐車場の傍にあるレストランカフェ。
蔵を改造したんでしょうか和洋折衷?のシックな造りです。
秋の気配を感じるとはいえまだ暑い日のひととき、
金華山の麓にある「川原町」をそぞろ歩きでした。
« 岐阜・戦国の大道から | トップページ | 神宮 旧林崎文庫 »
「まちかど散策」カテゴリの記事
- 木彫りのまち 井波(2022.08.06)
- 若狭鯖街道 熊川宿(2022.07.14)
- 駅前イルミネーション(2021.12.18)
- ぶらり鳥羽・江戸川乱歩館(2019.08.20)
- 飛騨金山 筋骨めぐり(2019.05.27)
こんなレトロな風景があったなんて
知りませんでした
食指が沸きそうな風景です
もう少し涼しくなったら
町歩きもしてみたいですね
それにしても
この暑さの中
あちこちへと
本当に精力的に巡られていますね
投稿: 雪だるま | 2010年9月21日 (火) 05時30分
こんにちは!
川原町♪私がよく散策している所ですよ。
10枚目の写真の裏路地に入り、左手にある裏路地も好きです。
赤いポスト~よくお茶してましたよ。
見慣れた景色ですが、お写真を拝見してると
懐かしさにあふれてきます。
十八桜さんに芭蕉の句碑があるなんて
知りませんでした。
投稿: ☆和香☆ | 2010年9月21日 (火) 11時58分
雪だるま さん
興味がないとあまり足が向かない可も知れません。
ただ、依然とは違って実に綺麗になっていました。
短い距離ですが歩いてみる価値はあるのでは?と思います。
何かの機会にでしょうけれどね。
>あちこちへと
もう好きなだけですね^^
☆和香☆ さん
コメントありがとうございます。
ここを散策されて、川原町屋でお茶されている!
なんともうらやましい・・・
この裏路地はチョッと外せませんね^^
芭蕉句碑はフロントに頼めば誰にでも見せてくれますよ。
ぜひ見てください。
投稿: 好好爺 | 2010年9月22日 (水) 20時25分