雨の中山道・琵琶峠
一雨降って朝晩はすっかり秋らしくなりましたが、
何の因果かそんな雨の日に歩いた中山道。
前回の御嵩宿から細久手宿、石畳の琵琶峠を越えて大湫宿まで、
ちょうど歩き残しているところ・・・、
今回は雨でも歩かなければならないバスツアーでした。
本降りの中を出発した中山道歩き、
この御嵩宿から大井宿間はおよそ30キロほどですが、
交通が不便で悩んでいたところ。
たまたま見つけた中山道をシリーズで歩くツアーに便乗でした。
御嵩からは途中、牛の鼻かけ坂、謡坂(うとうさか)の石畳、
物見峠など山道に残る見どころを拾いながらの歩きです。
津橋の集落を抜け再び山道を登ると「鴨之巣の一里塚」
左側、
少しずれて先にある右側
ほぼ当時のままで残る一里塚ですが、
左右の塚の位置がずれているの珍しいもの。
この日はコンデジで対応しています、
雨でもあり、かなり画像が悪いですがご愛嬌で^^
ここから3キロほどで細久手宿
その中心にあります旅籠屋「大黒屋」
古い建物もないなかでひときわ目を引く建物です。
降り止まぬ雨の中、ここからさらに山道へ、
「奥之田の一里塚」、「弁財天の池」など見て今回のハイライト!
「琵琶峠」に入ります。
濡れる「琵琶峠」の石畳
中山道の他の石畳とは違って一つ一つの石が大きいのが特徴。
途中の「八瀬沢の一里塚」を見ると頂上はすぐ
峠の頂上にある「馬頭様」と「皇女和宮の歌碑」。
石畳は下りにかかります。
長さ約600m、日本一長いといわれる石畳の道。
明治以降、長く埋もれていたのが昭和45年に発見され、
現在の形に復元されたものです。
東の出口
ここから大湫宿はもうすぐ
大鍬宿入口にある「高札場」
宿場の面影を残す静かな町並みを行くと「神明神社」。
境内にある大杉は樹齢1200年とも。
そして
本陣跡の碑が建つ広場の右奥
小学校の校庭がその本陣跡、ここには「和宮の歌碑」があります。
和宮降嫁の際にここが宿泊地になっています。
雨の中を歩いた中山道、後は大井の宿まで12キロほどです。
バスの中山道シリーズツアーは日本橋まで続きますが、
この後の大井宿まではまた単独で歩きたいところ。
早い機会に歩いてしまいたいと思いながら迎えのバスに・・・
らくちんなバスツアーのいいところでもあります。
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