伊勢本街道 榛原から山粕
何時からここを歩こうかと準備したままその機会がなく、
ストップしたままでした「伊勢本街道」。
平城遷都1300年祭のイベントで見つけた企画、
大和高原宇陀「伊勢本街道」納涼の旅
平成のおかげ参り ~うだの難所を行く~
これはもう即、参加でした。^^
何せこの街道、とにかく交通の便が悪く
その行程を作るのに四苦八苦していましたが、
この企画は奈良県側の街道を1泊2日でバスの送迎付き。
一人歩きとしてはチョッと味気ない気もしましたが、
今回はとにかく手始めでした。
「初瀬街道」でも載せましたがここが榛原の「札の辻」。
左に行けば「初瀬街道」、
今回は右に向かう「伊勢本街道」です。
この日は奈良大学「宝来講」の女子学生さん2人も参加です。
札の辻からしばらくは国道歩き、
途中で旧道を少し歩きますがここは高井の旧道から。
先を行かれるのは「伊勢本街道保存会」の先達、
かっての伊勢参りの装束そのままで参加されていました。
室生古道・佛隆寺への分岐、本街道は右に入ります。
すぐにある旧庄屋で旅籠の「松本家」
旧家の面影を残す見事な建物を見せてもらい休憩。
現役の「おくどさん」
この街道歩きの見どころ?のひとつです。
そしてもうひとつ
こちらが「千本杉」
同根といわれる杉の威容に驚かされます。
この後は峠と山間にある集落を行きます。
「伊勢本街道」
その奈良県側と三重県に入ってすぐにある峠越え。
大小いくつの峠?を越えますが、
故に奈良県側は「宇陀の難所」と言われます。
名もなき峠道を越えて最初の集落が「諸木野」
とにかく山中と山里を越えて行きます。
まず最初が「石割峠」
道中の最高地点、標高695mを越えます。
綺麗に整備された峠道
全て保存会の方達が整備されているという・・・
これは想像以上に綺麗でした。
さらに峠は続きます
今回はその峠、
知らぬ間にいくつかの名もなき?峠を越えていましたが、
途中、上田口の「専明寺」、黒岩の集落を抜けて
次が「山粕峠」。
田畑のあぜ道や山道を行くと峠とは思えない
広場のある峠に着きます。
何もない石割峠とは違って峠の木札がたくさんあります。
峠を下りるとその先にある「細田神社」
岩がご神体ですが、
体の下半身にご利益があるという神社。
大きい岩が女性、その下にある小さい石が男性を表すという。
これもまた絶妙(何が?)の神様でしょうか?
ここから道は国道に沿って山粕に入ります。
ここからがその「山粕宿」
といっても宿の面影はまったくありません。
「伊勢本街道」、この後は奈良県側の2日目、
まだまだ続く峠道です。
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