浅小井祇園祭・近江八幡市
「祇園祭」といえばこれはもう京都!
もちろん異存はありませんが・・・全国各地にある祇園祭り、
やはり夏の祭りの代名詞ですね。
この時期、数ある地方の祇園祭りから出かけたのは
ここ、小さい町の大きな祭りです。
滋賀県近江八幡市浅小井町(あさごいちょう)、
「曳山とイ草の館」に並ぶ4基の曳山。
右から”五条の木山”、”北出山”、”平田出山”、西出山”。
戸数170余という小さな町に6基の曳山があります。
あとの2基は町の小路にありました。
左が”野瀬出山”そして右が”東出山”、
この6基がこの日の祭りの主役です。
その曳山が宮入奉納される津島神社、
この「今宮天満宮神社」の鳥居の右に見える摂社です。
午後2時半
曳山の巡行が始まりました。
細かいことは省きますが、
各山車の露天部のダシ(飾り物)もまた見ものだそうで、
干支をはじめ時世風刺などさまざまですが・・・
今年はやはりひとつだけ”坂本龍馬”でした。
祭り、いつも長くなりますが、
今回は最後に出た”平田出山”と”西出山”を追っかけました。^^
この町はまた湧水の町でもあります。
その湧水の流れる傍を山車が曳かれます。
祭りを盛り上げる祇園囃子は子供たちが主役!
山車を支えるのは台車
かっては寄木造りの車輪だったそうですが、
諸事情により今は台車に載せられ曳かれているようです。
小さな町の狭い小路を山車はゆっくりと曳かれていきます。
足元を気にしながら
屋根に注意して
県道では頭上の電線、信号機を潜り抜けて
神社横を境内に向かいます。
その境内
すでに到着した4基の山車が並んでいました。
”西出山”そして”野瀬出山”が入って6基の勢ぞろい。
並んだ曳山の前で
子供たちの”祇園囃子”が演じられます。
勢ぞろいした6基の山車
ここにもまた少子化の影響でしょうか?
曳山、祇園囃子と伝承の難しさを感じます。
小さな町で行われた「曳山祭り」でしたが、
これも地方の夏祭り、祇園祭りです!
素晴らしい6基の曳山とともに何時までも続けてもらいたい、
そんな思いの祭りでした。 18日
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こんにちは。
各地の祇園祭、いいですね!
静岡県東部地区も、祇園祭り系のお祭りが多いです。
吉原は、そのものズバリの吉原祇園祭、私の住む富士地区は、「甲子祭」ですが、やはり各町内の山車を引きます。
近江八幡の山車の屋根にのっている飾り物は、素晴らしいですね。
少子高齢社会になり、どこの地域もお祭りを続ける事が、難しくなってきています。どこも同じ光景で、日本は、文化的に見ても崖っぷちに立っているように感じるのは、私だけでしょうか?
投稿: fujibijin | 2010年7月19日 (月) 16時44分
fujibijin さん
各地の祇園祭たくさんあっていろいろ行きたいんですが、
思うようにはいきません。
吉原祇園祭は有名ですよね。
比べて町内の祭りなどは
これからも伝承されていくのかと思うところも多いです。
多分いちばん感じているのは祭りに参加されている皆さんでは。
この曳山の飾りは何ヶ月もかけて
各地区の方たちが考え、作られているようです。
こういう祭りを見ると嬉しいですね。
投稿: 好好爺 | 2010年7月19日 (月) 18時11分