塩津街道・塩津宿
地味な旅? 「伊勢本街道」の歩き旅から帰ってきたばかりで、
まだ写真の整理もできていません。 ><
予備記事になりますが・・・やはり街道です。^^
いつも傍を走りながら横目で眺めるだけでしたここ、
滋賀県西浅井町塩津浜の塩津街道・塩津宿。
道の駅「塩津街道 あじかまの里」に車を止めて散策です。
敦賀に向かう国道8号線とマキノ、今津への国道303号線が
分岐する「塩津」交差点の手前にある常夜燈。
後ろには塩津を詠んだ歌2首(紫式部と詠人不詳)の碑が建つ
ポケットパークがあります。
ここから東(琵琶湖寄り)に少し行くと
旧街道が分岐し塩津の宿に入ります。
宿口にある駐在所の脇には
当時琵琶湖の海上輸送に活躍した丸子船の陶壁画が・・・。
琵琶湖北端の町、塩津と敦賀を結ぶ塩津街道は
「塩津越え」ともいわれた古道で、琵琶湖湖上交通の要所として
海津とともにその役割を果たしてきたところ。
北国(日本海)から都へ送られる物資は敦賀から塩津街道を
塩津まで運ばれ、湖上を丸子船で大津まで運ばれていました。
そのためか?「塩津海道」とも。
( 敦賀から琵琶湖への道は他にも国道161号線に沿って
海津・今津から大津にいたる西近江路があり、
この道は別名「北国海道」と”海”の字が使われています。)
塩津宿
かっては港町として繁栄した町も今はひっそりと
その名残りを残すのみ・・・。
往時の屋号と説明が書かれた駒札が掛かります。
白壁の土蔵(道具倉とあります)と左は旧郵便局舎、
土蔵の木札には、棟瓦やひさし瓦には「龍」が彫られ、
カメラマンの絶好の被写体に・・・とありました。
それではと
こちらがその一部です。^^
塩津の宿に残る造り酒屋「沢屋」
白壁の”蔵”に”黒板塀と見越しの松”、
母屋の二階には二つの出格子。
裏には酒蔵もあるそうですが、なんとも風格のある建物です。
こちらも白壁の蔵ですが、一部が黒く塗られています。
” 太平洋戦争のとき、白壁は敵機に判りやすいので
黒く塗るようにとの命令で塗ったもので、二度と繰り返しては
ならない戦争の遺物として残しておきたい ”とありました。
一部をゆるく丸みを持たせたような屋根、
これも”むっくり屋根”でしょうか?
塩津宿の外れにかかって来ました。
「浜御堂」とあります「浄光寺」、ここで道は斜めに曲がります。
少し先で左に「塩津神社」を見ると塩津宿の東口、
右に国道8号線です。
塩津の港がどこか判りませんでしたが
国道8号線、入江の北端から見る琵琶湖です。
日本海と都を結ぶ大動脈であった「塩津街道」、
ここ塩津浜から大津へと琵琶湖を縦断して物資が運ばれました。
海運によって栄えた港町・塩津の宿。
今はその面影をわずかに偲ぶのみでした。
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