九品寺・葛城古道

奈良県御所市にあります「九品寺（くほんじ）」
葛城古道の途中にあり、四季の花々で知られるお寺です。


聖武天皇の詔り（みことのり）によって奈良時代の僧、
行基が開基したお寺。



山門を入ると左に庭園「十徳園」、
右に「西国三十三所」の石柱をみる静寂な参道。

石段を上がると


左手にある鐘楼と十三重の石塔


そして本堂
御本尊は木造阿弥陀如来坐像（平安時代後期）で、
国の重要文化財に指定。

ここはまた、境内や本堂裏山に数多くの石仏があることで有名。

本堂右横から

　　　　　
道歌の書かれた木札が掛かる細い道を裏山へ


道筋には多くの石仏が立ち並び

　

道は幾重にも折れ曲がります。

　
途中から見える大和まほろばの地、
はるかには大和三山も・・・


新緑のなか音一つ無く


千体地蔵 がありました。

” 南北朝時代にこの地を支配していた豪族の楢原氏が、
　南朝方について北朝側と戦ったとき、地元の人たちが味方の
　身代わりとして奉納した・・・ ” など諸説あるようですが
その数、１６００体とも１７００体といわれる。


さらに上れば観音像の立つ広場。

戻って入口山門横にある「十徳園」


　
手入れされた綺麗な庭園に心が和みます。

一度訪れているものの、
そのときは古道歩きの途中で参拝だけでした。

あらためて立ち寄った「九品寺」、
次に来るときは葛城古道周辺の彼岸花が咲く頃に・・・。