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2010年4月26日 (月)

小諸 布引観音

遅い朝食兼昼食を済ませて、この日のもう一つの目的地、
なぜか山の寺に憑かれている・・・訳ではないんですが^^
ここもまたそんな山道を行く山寺でした。

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桜が綺麗でしたが・・・
もちろんこれが目的ではありません。

Nunobiki02
Nunobiki03
ここから約15分ほどの山歩きだそうですが・・・杖?
向かったのは山上の「布引観音(布引山釈尊寺)」です。

説明では「牛に引かれて善光寺」の舞台になった寺、とあります。
この牛に引かれては、我が知る説でしたがそれはあとで。

Nunobiki04
登る道には多くの木仏、石仏がありますが、
これもその一つ「身守り地蔵」。

全て信者の方が安置したものだそうです。

Nunobiki05
とにかく巨岩の続く参道ですが、
これはその「牛に引かれて善光寺参り」の伝説にふさわしい
「牛岩」だそうです。 牛に見えますか?

さてその伝説ですが・・・説明板の物語を要約すると

” 昔、信心の薄い老婆が千曲川で布を晒していると、
 一頭の牛が現れ、布を角にかけて走り出しました。
 老婆は驚いて牛を追いかけ、気がつくと善光寺にいました。
 牛は忽然と消え、一条の霊光が差し込むさまに老婆は驚き、
 罪悪を侘び一夜を金堂で過ごし帰ります。
 ある日、布引山を見ると岩角に布が吹き付けられていました。
 何とかしてこの布を取り戻したいと、一心に念じているうち、
 老婆は布とともに石と化してしまったそうです・・・。
 この布引山の断崖には、今も白い布の形をした岩肌が
 眺められる。” とあります。
この伝説、大筋は変わらずとも諸説あります・・・?

Zenkojiana
こちらは「善光寺穴」
” 長野の善光寺まで穴が通じていると言われ、
 善光寺火災の折りにこの穴から煙が出たと伝えられる。”
まぁ、何とも凄い穴ではないですか?

Nunobiki061
こちらは不動岩、
この岩の上にお不動さんがあるからと名付けられたそうですが、

Nunobiki062_2
これがそのお不動さんでしょうか?

九十九に折れる道を登ること、わずか?10分ほど

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見事な山門がありました。
登るこのときは気が付かなかったんですが、
ここから布引観音が見えました。

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下るときに見た観音堂を先出しです。^^
お堂の下に懸崖造りの長い柱が見えます。

すぐにある石段を上ります。

Nunobiki10
「布引山 釈尊寺」の境内に出ました。

ここから見る布引観音

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定番の撮影ポイントだそうです。

境内をさらに奥へ

     Nunobiki12
凄い雰囲気でしたが、驚きです!

Nunobiki13 Nunobiki14
愛染堂と宮殿(観音堂)。

宮殿は、正嘉2年(1258)の建立、
国宝でしたが今は国重要文化財です。

Nunobiki15
宮殿から見る景色です!
ここもまた山中の岩壁に建てられたお堂でした。

まぁ、伝説・・・これもまた楽しいもんでございます。
牛に化身して、強欲な婆さまを善光寺に連れて行き改悛させた
という布引観音 。
行基創建という天台宗の名刹でした。

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