小諸 布引観音
遅い朝食兼昼食を済ませて、この日のもう一つの目的地、
なぜか山の寺に憑かれている・・・訳ではないんですが^^
ここもまたそんな山道を行く山寺でした。
桜が綺麗でしたが・・・
もちろんこれが目的ではありません。
ここから約15分ほどの山歩きだそうですが・・・杖?
向かったのは山上の「布引観音(布引山釈尊寺)」です。
説明では「牛に引かれて善光寺」の舞台になった寺、とあります。
この牛に引かれては、我が知る説でしたがそれはあとで。
登る道には多くの木仏、石仏がありますが、
これもその一つ「身守り地蔵」。
全て信者の方が安置したものだそうです。
とにかく巨岩の続く参道ですが、
これはその「牛に引かれて善光寺参り」の伝説にふさわしい
「牛岩」だそうです。 牛に見えますか?
さてその伝説ですが・・・説明板の物語を要約すると
” 昔、信心の薄い老婆が千曲川で布を晒していると、
一頭の牛が現れ、布を角にかけて走り出しました。
老婆は驚いて牛を追いかけ、気がつくと善光寺にいました。
牛は忽然と消え、一条の霊光が差し込むさまに老婆は驚き、
罪悪を侘び一夜を金堂で過ごし帰ります。
ある日、布引山を見ると岩角に布が吹き付けられていました。
何とかしてこの布を取り戻したいと、一心に念じているうち、
老婆は布とともに石と化してしまったそうです・・・。
この布引山の断崖には、今も白い布の形をした岩肌が
眺められる。” とあります。
この伝説、大筋は変わらずとも諸説あります・・・?
こちらは「善光寺穴」
” 長野の善光寺まで穴が通じていると言われ、
善光寺火災の折りにこの穴から煙が出たと伝えられる。”
まぁ、何とも凄い穴ではないですか?
こちらは不動岩、
この岩の上にお不動さんがあるからと名付けられたそうですが、
これがそのお不動さんでしょうか?
九十九に折れる道を登ること、わずか?10分ほど
見事な山門がありました。
登るこのときは気が付かなかったんですが、
ここから布引観音が見えました。
下るときに見た観音堂を先出しです。^^
お堂の下に懸崖造りの長い柱が見えます。
すぐにある石段を上ります。
「布引山 釈尊寺」の境内に出ました。
ここから見る布引観音
定番の撮影ポイントだそうです。
境内をさらに奥へ
凄い雰囲気でしたが、驚きです!
愛染堂と宮殿(観音堂)。
宮殿は、正嘉2年(1258)の建立、
国宝でしたが今は国重要文化財です。
宮殿から見る景色です!
ここもまた山中の岩壁に建てられたお堂でした。
まぁ、伝説・・・これもまた楽しいもんでございます。
牛に化身して、強欲な婆さまを善光寺に連れて行き改悛させた
という布引観音 。
行基創建という天台宗の名刹でした。
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