三州足助屋敷の土びな展
香嵐渓には何度も来ていますがいまだ訪れたことがない場所、
それが三州足助屋敷でした。
カタクリが花開くまでの時間つぶしに?と、思って行った入口に、
なんと「足助屋敷の土びな展」の案内です。
もちろん「中馬のおひなさん」は終わっていますが、
これは多分旧暦用の「土びな展」でしょう。(ラッキー!)
長屋門の入口
入ると明治時代の豪農屋敷をモデルに新築された、
母屋、土蔵、をはじめ古い民家が建ち、
それぞれに機織り、紙漉き、桶づくり、和傘づくりなどの
手仕事が再現(実演)されています。
まずは母屋の入口
引戸を開けると土間、そして囲炉裏には炭火が、
と言いながら写真は奥の間の雛飾り^^
この母屋では右隅で手前の部屋が「わら細工」のぞうり編み、
奥の間では「機織り」をされていました。
そんな横をすり抜けて次の間へ、
飾られていた御殿飾りの内裏雛は 昭和17年とあります。
その下にあった三人官女ですが、
”三方”があれば言うことなしですが素敵な官女でした。
母屋の先にある白壁の建物が土蔵、
ここで「土びな展」が開かれています。(~4月 18日まで)
ここでは和傘づくりと、桶づくりの実演です。
横に飾られた土びなもよろしいわ~^^
もちろん傘も桶も販売されています。
2階に上がります。
こちらの部屋は段飾りが中心でしたが、
これもまたびっくり!
その内裏雛
大正2年(1913)とあります。
”土びな”が中心と思っていましたが・・・ありますね~。
昭和10年頃(1935)という雛飾り、
保存も良く小さいですが素晴らしいおひなさんです!
こちらはガラス箱で正面から撮れませんが、
男雛も女雛も腰掛けている珍しい箱びなでした。
昭和14年(1939)の御殿飾り、
簡素ですがこれもまたよろしい!
そして”土びな”の内裏雛です。
足助も土びなの多いところ、結構ファンが多いですね~。
部屋が変わります。
その数120体といわれる”土びな”が展示されています。が、
その大半がここにありました。
何か一つをと
飾られた歌舞伎土人形から、
「仮名手本忠臣蔵」”力弥と大星由良之助”。
土蔵から出ると周りはすでに春の様子が感じられます。
回る水車に梅の花。
昇る煙にも古き時代の郷愁を感じますなぁ。
足助屋敷のお雛さん、
最後は「工人館」の体験実習室にありました。
屋敷の外、長屋門の傍にあったのは”ハナモモ”の大木。
土手に咲く”ショウジョウバカマ”
山では雪解けのなかで咲く花ですが、
香嵐渓、ここでは多くの山野草が咲き始めていました。
そしてカタクリ群生地に戻ります。
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美しいところですね。
カタクリも見事です。
お雛さまも楽しませていただきました。
土人形も動きがあってなかなかよくできていますね。
投稿: フデ | 2010年3月19日 (金) 23時28分
フデさん
ありがとうございます。
足助はお雛さん、カタクリ、そして紅葉と楽しませてくれます。
足助屋敷は初めてでしたが、
古きこの地方の生活をみることができます。
展示されていた土人形もさすがに綺麗でした。
投稿: 好好爺 | 2010年3月20日 (土) 23時33分