常滑春の山車まつり
知多半島の各地で行われる春の山車まつり。
この日はどこに行くか迷いましたが・・・
常滑市坂井にある「松尾神社」の祭礼山車曳き廻しでした。
常滑市の南端に位置する坂井地区です。
夜宮祭からその名残が残る松尾神社境内。
朝から行われるからくり人形、これが楽しみで早くから待ちました。
曳き出される山車は「松尾車」、
演じられる糸からくりは浄瑠璃「軍術誉白旗鬼一法眼館段」。
人形は源義経公、鬼一法眼の娘皆鶴姫、そして平広盛公。
山車の上山で1時間にも及ぶ糸からくり人形が演じられます。
雲道(上山の天井に張られた糸道)から義経公が登場、
からくりが始まりました。
しかし、流れる義太夫のテープがまったく聞き取れずに、
物語がどうなっているのか分かりません。><
ネットで調べて書いていますが、
皆鶴姫を遣って法眼の持つ巻物を奪う義経と姫の恋慕、
義経を討とうとする討手の大将広盛との立ち回り、
義経を守ろうとする皆鶴姫と広盛と三者の戦いが軸のようです。
「大廻し」と呼ばれる270度回転する出樋で皆鶴姫の登場。
物語はともかく、人形の動きだけでも楽しんでください!
義経を慕う皆鶴姫ですが・・・
巻物を奪うだけが目的の義経です。
※ コメントとをいただきました。
詳しい物語と人形の動きも分かるリンク先は→ こちらです。
舞台で言えば花道だそうですが、
姫の名演技!いえ、見事な糸操りで細部に人形が動きます。
左の出樋から広盛公登場!
ここから丁々発止と始まる三人の動きが見事です。
糸操りの妙ですね~!
物語としては最高なんですが、
この時点ではその物語がまったく分かっていませんでした。><
何がどうなっているのか分からんうちに・・・
最後のからくり(変身)になっていました。
気が付い時にははや姫が変身して桜?の木に!
義経?もまた桜に変わって・・・散るは吉野の桜吹雪!
からくり人形
物語が分からなかったのはチョッと残念でしたが、
1時間ほどの熱演?を堪能させてもらいました。
このあとは山車の曳き廻しへと続きます。
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ラストの写真の姿が xx すごいインパクトですね!
「冬虫夏草」のような「冬人春桜」ですかね~(笑)ちょっとコワイです。
投稿: 恵美 | 2010年3月29日 (月) 15時06分
恵美さん
からくり人形もこれはもう人形浄瑠璃ですわ。
>「冬人春桜」
いかにも(笑)
まさかひっくり返るとは思っていませんでしたが、
可愛い人形の下にこんなのが隠れていました。
義経とくれば桜!?ですかね。
投稿: 好好爺 | 2010年3月29日 (月) 18時24分
ちょっとおかしい部分もありますが,以下のサイトに原文がのってます(もうご覧になられたかもしれないですが……)
http://www.yuugao.jp/yoshi/dashi/06/01matsuo/joruri.html
投稿: | 2010年3月29日 (月) 21時49分
どちら様か分かりませんがコメントありがとうございます。
かなり粗っぽいまとめで汗顔です(汗;)
詳しい「床本」教えていただきありがとうございます。
早速リンクさせてもらいました。
投稿: 好好爺 | 2010年3月30日 (火) 16時50分