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2010年2月26日 (金)

雛の里・八女ぼんぼりまつり

長々と続けてまいりました九州雛めぐり、これが最終です。

福岡県南部に位置する八女市、
茶処としても知られる八女は、また和紙と提灯、仏壇など、
伝統工芸の町でもあります。

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その伝統工芸の技で九州一の人形づくりの町と知られる八女、
素朴な「箱びな」の古里でもあります。

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「箱びな」と「おきあげ」

田舎雛として作り出された雛人形・・・
「箱びなは」ここ八女で昭和30年代まで作られていたという。

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八女市福島地区、
ここにもまた白壁の町並みがありました。

中心部を通る旧往還道(豊後別街道)に沿って続く
古い家々に飾られるお雛さん。

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さすがに雛の里、見事に「箱びな」が飾られています。

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旧木下家住宅「堺屋」に飾られていた「箱びな」から、
明治、大正、昭和のお雛さんです。

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明治25年(1892)、衣装は少し華やかです。

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大正時代の典型的な田舎雛衣装。

ご覧のとおり女雛の衣装の袖がほころびていますが、
袖口に使われているのはカンナ屑とその木片だそうです。

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昭和20年(1945)
衣装が綺麗になってきています。
箱の上部に小簾がありますが素材は紙です。

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昭和27年(1952)
衣装も煌びやかになってきました。
時代を通じて女雛の天冠は素晴らしいですが、
ここにも仏壇を作る技が生かされているそうです。

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場所は違いますがこれも「箱びな」?
昭和10年(1935)とあります。

この日は月曜日でしたが

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町の家々の雛飾りはほとんど開放されていました。

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こちらは親から孫までの雛飾り。

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そして復活しました平成の「箱びな」もありました。

衣装も平成の内裏雛らしく華やかで、
小簾も正式なもの、箱も桐箱と豪華になっています。

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八女市福島白壁の街並みに、
素朴な「箱びな」を訪ねた「雛の里・八女ぼんぼりまつり」。
九州ひな紀行の最後にはぴったりの町でした。

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お出かけ・ひなまつり」カテゴリの記事

コメント

九州シリーズ、とても楽しませていただきました。
ここも、開放的にお雛様をご披露しているんですね。
箱雛、おきあげが、めずらしかったです。

フデさん
九州雛めぐり、ご覧いただきありがとうございます。

柳川のさげもんをと思っていたら、
近くの町でたくさんのひなまつりが開催されていて、
思わず回れるところはとスケジュールに。
どの町も開放的で皆さん親切でしたよ。
箱雛とおきあげ、
ともに素晴らしい雛人形との出会いでした。

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