日本玩具博物館・雛まつり
「日本玩具博物館」、続きは開催中の春の特別展、
「雛まつり~江戸から昭和のお雛さま~」でした。
展示されているのは博物館の奥にあります6号館。
入りますと
ご覧のように左右の展示室
左は屏風飾りの内裏雛を中心に、右には御殿飾りが並びます。
まず目に付いたのはこれ
ずらりと取り揃えられた「勝手道具」、
雛壇に添えられる道具としては大きなものですね。
そして雛飾り、
江戸風と京阪風(京風)があるのは知っていましたが・・・
詳しい説明があります。
まずは京阪風です。
”女雛は袖から両手をのぞかせ檜扇を広げた姿に・・・”
対して江戸風は
”男雛は動的に袖を張り、女雛は袂を低く膝元におさめ、
袖の中に手を隠した姿で作られます。”
また、顔立ちについても引き目鉤鼻で静かな京阪風に対して、
江戸風は目も口も大きく開いて華やかな表情を持っていると。
なるほど・・・こういう施設に来るとまさに勉強です。
いくつかある享保雛から江戸後期の享保雛です。
そして雛人形の原点
天児(あまがつ)、大正期の復元だそうです。
こちらは立ち雛(江戸末期~明治初期)です。
もう一つの展示室の御殿飾り。
映り込みが激しく正面からは撮れません。><
”狆引き官女”もいくつかありましたがこちらは明治末期のもの。
以前に近江八幡で見て以来でしょうか?
関西風の仕丁(三人上戸)は庭掃除に煮炊きの役目と。
最後はこちら
掛け軸雛(明治初期)です。
”描かれた古今雛の背景には立ち雛が古式の美を添えている”
とありました。
姫路市香寺町にあります「日本玩具博物館」
春の特別展「雛まつり~江戸から昭和のお雛さま~」から
学ぶべき雛の世界でした。
特別展は4月13日(火)まで開催中です。
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