船だんじり・紀伊長島

三重県紀北町紀伊長島区で行われた「船だんじり」です。


大漁旗がひるがえる長島漁港


ここ長島神社の例大祭で一年の大漁を祈願する
約250年の歴史がある伝統行事です。

 
「船だんじり」の前に地元婦人会と子供会の手踊りが出発します。


かっては各町内の班に分かれていたそうですが、
今は人が少なくなり婦人会と子供会に分かれての手踊り隊です。

踊り隊が神社につく頃
「船だんじり」が長島港を出発します。



木造の漁船を鮮やかに彩った長さ約１０メートルの船だんじり、
船上には法被姿でうす化粧の子どもたちが乗り込んでいます。




カツオの一本釣りを再現して
竿に付けたカツオのぬいぐるみを集まった見物客に投げ



えさに見立てた福アメをまきながら、
町内を長島神社へと勇壮に練り歩きます。

江戸時代から続く豊漁を祈願する伝統行事で、
地域に春を告げる祭りでもあります・・・と。



だんじりは町なかに入りました。

何度か止まってはまかれるエサのかわりの福アメ！


このアメを拾うために多くの人たちが船の周りを取り囲み、
狭い道筋では身動きできません。

これがまた凄い勢いでまかれ我が額にも直撃！
見事なコブが出来ました＞＜；（カメラに当たらなくてよかった＾＾；）


途中から横、後ろと写真を撮っていましたが・・・
途中から後ろに回ったとたん前には出れなくなりました。

狭い道にごった返す人、人、人！


ようやく神社にたどり着きますが完全に後方待機になりました。

特にこれといった盛り上がりはありませんが、
町中の方たちが船と一緒に歩かれて祭りを盛り上げています。
高齢の方も多く見られ地域ぐるみの祭りを実感するときです。

額のコブと手にした福アメを記念に
漁師の町紀伊長島での「船だんじり」でした。　　　１６日