知多木綿の町・岡田町
愛知県知多市岡田町。
知多木綿の産地として古くから栄えた町ですが、
多くの土蔵や石垣、レンガ壁、黒塀の屋敷など、
ここにも昔の面影を残す町並みが見られます。
町の中心部、バス停「岡田」から西に入る「蔵通り」、
見える海鼠壁の蔵とその先は「岡田簡易郵便局」。
その間に挟まれて建つ「木綿蔵ちた」。
” 明治元年(1868)に建てられたもので、・・・平成7年から
「手織りの里 木綿蔵ちた」として再利用している。”
その横にある「岡田簡易郵便局」
” 明治32年(1899)に「岡田郵便受取所」として建てられたもので、
明治34年「岡田郵便局」と改称、・・・昭和41年に閉鎖されたが、
平成5年に「岡田簡易郵便局」として復活。”
通りを散策
立派な長屋門の木綿蔵屋敷、天明年間に建てられたという。
こちらはレンガ壁の家
幾重にも曲がる狭い道を行きつ戻りつします。
この町には多くの祠やお地蔵さん、
そして各地区にはそれぞれ「秋葉社」があります。
こちらは見事な黒塀の屋敷・・・雰囲気のある町並みが続きます。
店の玄関にかかる知多木綿の暖簾
そしてここはまた坂の町でもあります。
町中を歩きます。
多くの坂道には標高「○○m」と書かれた
小さな木札が立てられています。
入り組んだ路地の坂道を歩くのも楽しいもんですが、
坂があるということは石垣があります。
どこを歩いても見られる石垣
上屋敷への古道という「勘右衛坂」にはこんな石垣も。
そして最後はここです。
知多といえば「知多四国八十八ヶ所霊場」ですが、
ここは太郎坊にある第72番札所「白華山 慈雲寺」。
知多市には第69番から81番間での札所が点在します。。
ぐるりと回った?知多市岡田町、知多木綿の産地、
またひとつ知らぬまちかどを楽しみました。
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しっかりとした 町の佇まい 上等な木綿のうまれるのが分かるような気持ちがします。
暖簾の藍の美しいこと モダンです。
郵便局も いかにも 明治です。
変化に富んだ 石垣は文化遺産ですね。
夢の中のような風景 ありがとう・・・・・
投稿: きなこ | 2010年1月26日 (火) 13時28分
きなこさん
以前に知多の梅まつりを見に行ったときに知った知多もめん。
その産地(町)がこんな形で保存されているとは知りませんでした。
こちらもまた偶然に知った町、
歩いてみて知る町の文化でした。
投稿: 好好爺 | 2010年1月26日 (火) 17時59分
舌足らずでした。
個人的には 今日は 記念日で 今日この日のブログは どんなかな〜と
のぞいて見たら なんと いきなり 貫録いっぱいの黒ずんだ白壁の蔵
魅せられました。
時代のかかった 変化に富んだ石垣の 美しいこと・・・
これは 私の中では ぶらり旅の中でも 珠玉の一編となりました。
投稿: きなこ | 2010年1月26日 (火) 22時19分
きなこさん
個人的な記念日にこのブログを。
そして珠玉の一編にしていただくとは光栄ですね~。
古くから栄えた町とはいえ少々地味な感もぬぐえませんが、
気に入っていただいて嬉しい限りです。
取り上げた甲斐がありました。
投稿: 好好爺 | 2010年1月27日 (水) 18時04分