鼻かけえびす初笑い大会
三重県志摩市の浜島町にある恵比寿神社の初えびす、
20日(水)に行われた「鼻かけえびす初笑い大会」です。
浜島の先端に近い”夢海道”沿いの高台にある恵比寿神社。
”鼻かけえびす”として知られていますが、
この日は鼻も元どおり、顔も綺麗に化粧して?
衣服も新調?でした。^^
” 恵比寿神の祭りを恵比寿講といい、
年初めの初笑いと組み合わせて盛大に講が行なわれる。” と
神事の後に参加者にお神酒が振舞われ、
イカ裂き?が見物の皆さんにも・・・ありがたくいただきました。^^
神社にお参りした皆さんが”えびす像”の周りに集まります。
初笑いが始まる前の皆さん、いたって神妙でした。
”恵比寿の神の心を心として南方向の浜を向き、
3回の初笑い行事が繰り広げられる。”
さて、漁業従事者や多くの町民の方がえびすさんを囲んで
良き福が来るようにと
”ワ~ハッハッハ” と1回目
”ワ~ハッハッハ” と2回目
そして ”ワ~ハッハッハ” と3回目、
これで終わりです。><;
皆さん笑い終えて満足げに散会です。
この日はたまたまハプニングがあって、
都合3回の初笑いになりましたが皆さん元気に笑ってみえました。
この「鼻かけえびす」さん、
古くより漁師の方が暗夜密かにこの恵比寿像の鼻を取って
お守りとし、誰よりも先に漁場に着き大漁に恵まれるように出漁した
慣わしからいつも鼻が欠けているといいます。
売られていました「魁守」、”さきがけ”だそうです。
” 「鼻を取る」とは「先(はな)を取る」、先んずれば人を制す・・・
「魁守」は必勝の祈願をこめたえびすさんのお守り・・・” と。
我が知る限り時間的には30分ほどの最短の祭りでした。
正月恒例の初えびす「鼻かけえびす初笑い大会」、
これもまた漁師町に継承されている行事のひとつでした。
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自然に 笑いがこぼれました!
ワッハッハッハア 福をいただきました!
投稿: きなこ | 2010年1月21日 (木) 10時26分
きなこさん
笑わないといけない神事です。
春のような陽気のなかで皆さん大いに笑われていました。
楽しい行事です。
投稿: 好好爺 | 2010年1月21日 (木) 18時22分
すごい!
こんな神事があるんですね。
ただ、ひとつ気になったのは、
参加者が高齢化していること。
あと10年したら、どうなるのか、少し不安になりました。
投稿: きみこ | 2010年1月21日 (木) 22時19分
きみこさん
皆さんの笑いだけが頼りの神事です。
>参加者の高齢化
毎年新聞の写真をみていても高齢の方が多いですね。
10年したら?でも大丈夫だと思います^^
そのころは今の現役の方が歳とって笑ってくれるでしょう。
投稿: 好好爺 | 2010年1月22日 (金) 17時49分