春日若宮おん祭
風が強くやけに寒い奈良でしたが
この日は昼から「春日若宮おん祭」お渡り式でした。
一昨年はチョッと場所取りがまずかったこともあり、
ほんの少し登大路側に移動、
出発地からすぐの登大路に入ってくるお渡りの行列です。
まず先頭は「日使(ひのつかい)」なんですが・・・
このあたり順番がよく分かりません。
とにかく全部載せるわけにはいかなくて、
かなり端折っています。^^
「十列児(とうつらのちご)」が行って最後が「日使」ですが
写真は省きます。
この後は「神子(みこ)」です。
「辰市神子(たついちのみこ)」
「八嶋神子」
この後にも「郷神子」、「拝殿神子」と続きます。
「細男・相撲(せいのお・すもう)」、「猿楽」、「田楽」と
地味なものはすべてはずしています。 ><
こちらは山鳥の尾を頂に立てたひで笠をかぶる
「馬長児(ばちょうのちご)」。
その後の「競馬」が・・・どこ行ったか?
後から追っかけてきてました。
そして「流鏑馬」です。
空馬の「将馬(いさせうま)が引かれて行った後は「野太刀」他。
この長~~い「野太刀」、毎度ながら凄いと思いますが・・・。
この後「大和士」が続いて最後は「大名行列」です。
列が長すぎてず~と先に行ってからスタート、
振り返って後ろからです。^^;
行列のしんがりは毛槍隊?
踊りながらの毛槍の受け渡し、
見事に決まって皆さんから拍手です。
おん祭、「渡御式」の隊列最後が登大路に入りました。
ここから西に下り三条通りを東に登ります。
その後南大門跡での「交名の儀(きょうみょうのぎ)」 を受け、
一の鳥居からお旅所へと入ります。
長くなるので2部に分けるつもりでいましたが一気にいきます。^^
「南大門交名の儀」を受けた行列が一の鳥居に向かいます。
その一の鳥居横にある「影向の松(ようごのまつ)」は
能舞台の鏡板に描かれている松といわれ、
春日大明神が翁の姿で万歳楽を舞われたという場所。
ここを通過する陪従・細男・猿楽・田楽たちは所定の舞を
演じないとお旅所に入れないという。
その「松の下式」
演じているのは猿楽
その場所はご覧の通り。
見守るのは「頭屋稚児」、曰くは省きます。
そして演じるのは田楽です。
先を急ぎます。
すでに人の波で前からは撮れないお旅所、
横の扉の網目から ><行列が入る前です。
次々と行列が入っていきます。
これにて正午から始まった「おん祭お渡り式」の終了、
この後は祭の中心となる「お旅所祭」になります。
2度目の「春日若宮おん祭」でしたが今回もここまででした。
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こちらは 雪です。
差し込むような この寒さのなか 叉寒い奈良にお出かけとは
頭が 下がります。
娘達にも 是非と ブログを 見てますが
自分を 基準にしますと 20才は若いですね!
知らない 奈良を ありがとうございました。
投稿: ビズー | 2009年12月17日 (木) 21時07分
ビズーさん
もう雪の便りですか?こちらも寒い奈良に似合いの祭です。
この祭を細かく紹介することはブログではとてもできませんが、
少しは雰囲気が分かっていただければと端折りながらの紹介です。
この日の寒さも祭の熱気で吹っ飛びました。^^
投稿: 好好爺 | 2009年12月18日 (金) 20時13分
まるで お雛様の世界が 動きだしたような 格調高く 雅な祭り
有り難うございます!
付添の方も 皆様黒留めの お召し物で なみなみならぬ思いが伝わります。
気持ちの引き締まる思いで 見せていただきました。
投稿: きなこ | 2009年12月18日 (金) 21時37分
きなこさん
いつもご覧いただきありがとうございます。
この祭春日大社の摂社若宮神社の祭ですが歴史があります。
平安時代の1136年から五穀豊穣、万民安楽を願って、
874年余に渡り途切れることなく続いてきた由緒ある祭りです。
この後のお旅所で行われる舞の奉納から還幸の儀までが中心神事ですが、
これがいつも見られず帰っています。><
投稿: 好好爺 | 2009年12月19日 (土) 17時47分