小簾紅園・瑞穂市
” 惜しまじな 君と民との為ならば
身は武蔵野の 露と消ゆとも ”
文久元年(1861)10月20日、
皇女和宮は徳川家茂に降嫁するため京都を出発して、
中山道を江戸に下ります。
いきなりの書き出しですが・・・ <m(__)m>
今回の紅葉めぐりは中山道の「呂久渡船場跡」に整備された、
和宮遺跡の「小簾紅園(おずこうえん)」(瑞穂市)です。
※ 穂積市と書いていました>< 間違いです。
”ねむねむさん”ご指摘ありがとうございました。
公園入り口です。
紅葉は少しばかり早かったようです^^
和宮の一行は6日後の10月26日、
赤坂宿を出てここ呂久で呂久川(現在の揖斐川)を渡ります。
御座船の小簾の中から対岸の家の庭に紅葉する楓を見て、
和宮はその美しさと自身の境遇を重ね合わせ・・・
” おちてゆく 身と知りながら もみじ葉の
人なつかしく こがれこそすれ ”
と詠まれました。
その後、皇女和宮の遺徳をしのび、昭和4年(1929)に
この「呂久の渡し」の跡地に歌碑を中心とした「小簾紅園」が完成、
楓が植えられ紅葉の名所となっています。
公園のひときわ小高いところにあるその歌碑です。
碑の周りを囲むように・・・
そして公園の中に色づくもみじ。
公武合体のためにと家茂に降嫁した皇女和宮でしたが、
徳川幕府はその6年後に大政奉還します。
歴史のなかで翻弄された一人の女性・・・
そんな和宮をしのんで造られた「小簾紅園」、
多くのもみじが小さな公園を彩っていました。 20日
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こんにちは。始めまして。
えっと、呂久の渡しがあるのは、瑞穂市(旧巣南町)なんですよ。
すみません、どうしても気になったもので、、、。
いつも楽しく拝見しているものです。
こちらで教えていただいて、いろいろなスポットへ出かけました。
これからも綺麗な写真と文章を楽しみにしております。
投稿: ねむねむ | 2009年11月21日 (土) 09時32分
ねむねむさん
初めまして、ご指摘いただき助かりました。
そしてコメントありがとうございます。
完全に思い違いをしていました。
早速訂正させていただきました。
ぶらり旅、ご覧いただきありがとうございます。
気の向くままに出かけては載せていますが、
参考にして頂いているとは嬉しいです。
今後も有名、無名のスポットを載せていきます。
よろしくお願いします。^^
投稿: 好好爺 | 2009年11月21日 (土) 16時25分