初瀬街道・名張から伊勢路
少しはのんびりと歩きたいと出かけた初瀬街道でした。
以前、名張まで歩いた続きを青山峠西麓までの、
新田、阿保、伊勢路宿を歩くつもりでした。
途中迷いに迷ったこの街道!こんなに道が分断され、
分かりにくい街道も初めてでした。><
予定より1時間遅れで着いた新田宿。
江戸時代中期に、新田水路の工事のために旅籠が建ち、
宿場ができたとか。
町筋には昔の家並みが残ります。
戸袋の細かい細工や、
かっての店名が掲げられた暖簾などに
往時の宿場の雰囲気が感じられます。
こうした町筋を見るのが街道歩きの醍醐味です。^^
宿場の出口にある常夜灯。
「初瀬街道」の案内標識を見て行くと途中から道がありません!
そのまま行くととんでもないところへ出てしまいます。
そんな予備知識をしていても何故か確かめるために回り道。
無駄な時間?いえ、これも承知で・・・戻って歩く初瀬街道でした。
街道筋で見るものは常夜灯に道標、水神さんや野仏に地蔵さん、
そんな味気ないものばかりですが、これも楽しみのひとつ。
阿保宿の手前にある羽根集落で・・・
秋の景色?が彩を添えてくれます。
すぐに阿保西部にある大常夜灯です。
ここから阿保宿へと入ります。
宿場の面影を色濃く残す建物が並びます。
見所はたくさんありますがサラッと・・・。
こちらは初瀬街道交流館「たわらや」、
街道の遺産である「参宮講看板」などが保存されています。
宿場を抜けると阿保橋。
橋の傍にある「本居宣長菅笠日記」の文学碑。
本居宣長の吉野旅行記が刻まれています。
阿保橋を渡ります。
飾られているのは造花のもみじと本物のススキですが、
これも精一杯のもてなしでしょうか。
渡れば国道165号線、
ここから伊勢路までは二里(8キロ)の距離、
朝の手間取りがこたえて時間不足となりました。
ここはかって歩いたところ、道筋にはなにもありません。
そのまま伊勢路宿で繋ぎます。><
伊勢路宿の手前にある街道案内板です。
国道を渡ります。
かっては伊勢地と呼ばれたところ。
青山峠の西麓にあり、峠越えの旅人で賑わったという。
ここにも大常夜灯があります。
玄関口に飾られた行灯を見ながら宿場を抜けていきます。
青山の西麓に、今はひっそりとある伊勢路宿。
最大の難所青山越えをひかえた旅人たちは、
阿保・伊勢路宿で疲れを癒し伊勢に旅立ちました。
伊勢路から青山峠へと続く分岐。
思い立ったように載せました初瀬街道、
この後はその難所と言われた青山峠を越えます。
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