答志島・岩屋山遊歩道
鳥羽湾にある4つの離島、神島と菅島は灯台で訪れましたが、
今回は離島最大の答志島でした。
西に位置する桃取と東の答志、和具の各町(漁港)は、
答志島スカイラインで結ばれています。
鳥羽佐田浜港から菅島海峡を抜けて向かったのは答志地区。
海上遥か右手に見える和具地区の先になります。
答志港から右に回りこむとある旅館、
(手前にあるブルーの小屋は海女小屋です^^)
その横の建物の切れ間にあるこの碑です。
「西行法師歌碑」。
” さきしまの 小石の白を高波の 答志の浜に打よせてける ”
山家集にある歌の一首で、
漂泊の歌人西行が晩年の一時期二見ケ浦に止住したことがあり、
その折に詠まれたと推定される・・・そうです。
少し西にある「八幡神社」には柿本人麻呂の歌碑もありますが、
この日の目的はこの碑と岩屋山、築上(つかげ)山遊歩道でした。
町の中を少し戻って岩屋山遊歩道に入ります。
まちかどにある案内板、立派なものです。
瀬古(細い路地)を入ります。
遊歩道入口にあった「寝屋子交流館」。
答志に長年受け継がれた特有の風習で、
” 一定の年齢に達した男の子数名を預かり世話をする制度で、
預かる家を寝屋子という・・・生涯義兄弟の縁を結ぶ。”
とまぁ、簡単に言ってしまいましたが歴史のある制度です。
ここから遊歩道に入ります。
置かれた竹の棒?登り初めて分かりましたが、
途中まではご覧のように木の階段が続きます。
着いたところは富士見展望台、
ご覧のようなカメラ台が設けられています^^
富士山が見えるかどうかは分かりませんが、
ラブラブの二人には・・・納得でした。
港が見える丘?眼の下には答志港、遥か先には神島です。
先ほどの杖?多分観光客はここから戻るんでしょうねぇ。
この先から遊歩道はまさしく山の中へと入ります。
ときおり海の見える山中を行く遊歩道・・・
最上部に近くなると目の前が開けます。
眼下に見える港は答志東港、
この集落の中を車道が和具の町に通っていますが、
我が身はまだ山の中!
頂上部を越え、道は緩やかに下ります。
緩やかに・・・ということはまだ距離があるということ?
ようやく(といっても十数分ですが^^;)和具の町が見えました。
下りの分岐で「岩屋山古墳」に登り返します。
数分で東屋のある「岩屋山古墳」に着きました。
遊歩道はこの先、殿山遊歩道へとつながりますが、
そこはまたあらためて・・・こちらには別の目的があります。
ここから一気に和具の遊歩道入口まで駆け下ります。
和具側入口にある「美多羅志神社」。
由緒ある神社のようですが参拝だけして・・・先へ。
答志地区から来る車道は「へーふり坂峠」、
なにやら連想しそうですが^^神聖な幣です。
かって村の代表者が神祭具である”幣”を振りながら、
天気と豊漁を願ってこの坂を登ったという・・・そんな坂です。
坂を下りながら見る岩屋山、その高さ80m。
一気に駆け下りた・・・ということはこちらからは急登です。
岩屋山遊歩道。
山間と海の景色の両方を楽しめる道、
そして整備された素晴らしい道でした。
和具へと続きます。
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好好爺さんの勤勉さに脱帽です( ゚д゚)
2枚目(答志港の旅館)の写真に〔定洋〕の文字が写ってないのが残念ですネー(u_u。)
投稿: 茶太郎 | 2009年11月 5日 (木) 17時59分
映画になりそうなロマンと歴史の島ですね。
楽しみです。(*^_^*)
投稿: ゆいなみ | 2009年11月 5日 (木) 19時39分
茶太郎さん
旅館の名前を入れる角度だとこれが旅館だ!だけで^^;
ここはやはり西行歌碑優先で。
しかし答志島遊歩道よろしいです。
ゆいなみさん
映画とロマン!神島ほどではありませんが楽しめます。
ただ、海を見るにはやはり登ります^^
竹の杖、頼りになりますよ。
ここは一汗掻いての楽しみです。
投稿: 好好爺 | 2009年11月 5日 (木) 21時05分