平城宮跡・東院庭園
奈良興福寺の「阿修羅展」の前に立寄りました「平城宮跡」です。
以前に「第一次大極殿」復元工事中の覆いが取り外された
建物の一部を紹介しましたが、今はこんな状態です。
まだ建物の周辺が整備工事中でフェンスがありますが、
完成は2010年だそうです。
相対します朱雀門。
逆光で霞んでしまいましたが、
なにやら周りのススキが気になります。
傍まで行きます、陽に映えるススキの銀穂が綺麗です。
ここからこの日の目的でした東院へ向かいます。
途中のススキもこれまた綺麗!
ススキをみながら着いた東院、建部門です。
この左手に東院庭園の入口があります。
資料館を見て庭園入口へ、
順路に従って左周りに見て行きます。
庭園の南東部にあるこの建物・・・なんでしょう?
”1967年平城宮東張出し部の南東隅に大きな庭園の遺跡が
発見されました。この場所は『続日本紀』にみえる「東院」に
あたることから、発見された庭園は「東院庭園」となづけられました。”
(以下、”・・・・” は奈良文化財研究所HPから)
回って行きます。
中央建物の真横から、
その右手奥に向かって架かる橋、そして北東にある建物。
橋を渡るとちょうど入口との対角になります。
発掘調査の成果にもとづいて復元されています。
” ごく最近の発掘調査で、逆L字型の特殊な平面配置をもち、
繁盛な地盤固めをしていたことがあきらかになりました。” とも。
曲水の宴でも行われたのでしょうか・・・
奈良時代の優美な貴族の生活が偲ばれます。^^
” 東西60m、南北60mの南から見て逆L字型の池を中心に
構成されています。”
何度も来ている平城宮跡ですが、
いつもは朱雀門を中心にしか訪ねていませんでした。
初めての東院庭園、遷都1300年という平城京の歴史、
そのなかから発掘、再現されたという・・・
そんな庭園を見せてもらいました。
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