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2009年8月28日 (金)

東海道・宇津ノ谷峠

3ケ月ぶりの東海道歩きでした。

前回は江尻から丸子まででしたが、
今回はその先の岡部、藤枝そして島田までです。

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前回終わった丸子の丁子屋の前、丸子橋。

ここから島田宿までおよそ25キロほどの行程ですが、
あまり見るところがないこの街道でいきなり待ち構えるのが
「宇津ノ谷峠(うつのやとうげ)」。
ここが今回の街道歩きのハイライト!です。

取っ付きは道の駅「宇津ノ谷峠」。

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その傍にあるハイキングコース「つたの細道」の入口。

こちらは在原業平ゆかりの古道で古代の東海道。
岡部の手前で峠越えの旧東海道に合流しますが・・・、
この様子では少々荒れ気味かも?
旧道はこの横の歩道橋で国道を渡り宇津谷集落に入ります。

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峠の手前にある小さい集落ですが家々には屋号の木札が掛かり、
趣のある家並みが続いていて往時の様子が偲ばれます。

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その中にある「お羽織屋」。

秀吉が小田原攻めの帰りにこの家の主に賜ったという
陣羽織が展示されています。

道は集落の先で「明治のトンネル」の案内表示に従い
正面の道を登ります。

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この突き当りを右に、そして左へと折れます。

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県道からも車で入れるのか駐車場のあるトンネル広場。

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広場の東屋の奥にある「明治のトンネル」です。

この宇津ノ谷峠には4本のトンネルがあります。
国道1号線の上下線に昭和のトンネルと平成のトンネルが、
迂回する県道には大正のトンネル、そしてこの明治のトンネルです。

旧道の峠道はこの明治のトンネルの上を通ります。
トンネルを確かめておいて旧道の峠道に戻ります。

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こちらが旧東海道の登り口。

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峠への入口から見下ろす宇津谷集落です。

この先で「明治のトンネル広場」を下に見て峠に入ります。

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思っていたより明るく広い道です。

俳人「雁山の墓」を見て更に登ると右に石垣がありました。

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ここは峠の地蔵堂跡の石垣だそうですが、
石垣を見て道を回り込んで行きます。

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ここが峠直下の「峠の地蔵堂跡」、この右側に石垣があります。

東海道を往来する人々が道中の安全を祈り、
「道しるべ」の役割も果たしていた・・・と。

また、ここは江戸時台末期の歌舞伎脚本作家
河竹黙阿弥の作になる「蔦紅葉宇都谷峠」の舞台でもある・・・と。

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すぐに峠の頂上です。
あとはここから岡部まで一気に下ります。

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下る途中にあった「髭題目碑」。

碑には「南無妙法蓮華経」の題目が筆端を髭のように
はねて書く書体で刻まれています・・・と説明版にあります。

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下ること10分ほどで峠の出口に出ました。

左から来る道は最初に分かれた「つたの細道」です。
「明治のトンネル」から来る道とこの先で合流し、
3本の道は1本の東海道となって岡部に向かいます。

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